職人技術と、遊休資産としての着物を活用した新ブランド「DAIDAI(ダイダイ)」は、世界初デビューとして、博多の阪急百貨店4階にて2月26日(水)〜3月11日(火)の期間、POP UPを開催している。
文化的、文学的要素を取り入れた唯一無二のブランド
DAIDAIは、眠っている着物、職人技術、地域の資源の循環を軸にサービスを展開している「クラフトマンシップ」が手がけた、サステナブルなラグジュアリーブランド。テーマは「知的好奇心をくすぐる大人のためのラグジュアリー」だ。
すべての商品を修繕可能な設計にすることで、ファストファッションに対峙するものとして「良いものを永く、修繕しながら」何年、何十年と代々使い続ける豊かな社会づくりを目指している。

橙の漢字をモチーフにしたロゴ
DAIDAIというネーミングは、「着物が形を変えながらも代々受け継がれていきますように」という願いに加え、日本の色の文化「襲ね色目(かさねいろめ)」から着想を得ており、ロゴマークには「橙(だいだい)色」という漢字を使用。DAIDAIのアイテムを手にすることで、サステナブルだけでない、日本の文化への興味のきっかけになればとの思いが込められている。
革職人が1点1点手縫いで仕上げたハンドバッグ
「HIDDEN FLOWER(ヒドゥンフラワー)シリーズ」187,000円(税込)は、革職人が1点1点手縫いで仕上げたハンドバッグ。シリーズ名は、世阿弥の書「風姿花伝」の「秘すれば花」よりインスパイアを受けており、文化的、文学的要素を取り入れた唯一無二のブランドならではのシリーズとなっている。
メイドインジャパンのクラフトマンプロダクツで、どれ一つとして同じ柄はない。いつもの自分をちょっぴりロマンティックに仕上げる、気分をアゲるハンドバッグは、使用する着物や帯によってドレスアップにもカジュアルにも使用できる。
真竹・虎竹を使用した名刺入れ

高知県産の虎竹と帯を使用したGREETING
竹職人により1点1点編まれた名刺入れ「GREETING(グリーティング)シリーズ」41,800円(税込)は、本体部分に別府産の真竹(まだけ)または高知県産の虎竹(とらちく)を使用した2色を展開。名刺交換の際に他の人と差をつける、性別問わずビジネスパーソンにおすすめのアイテムだ。

別府産の真竹と帯を使用したGREETING
ベージュ色の真竹は、経年変化でアメ色に変色する過程を楽しむことができる。虎竹は、茶とベージュのまだらが特徴で、個体差があるのでお気に入りの一つを見つけよう。
将来は農業から関与したリジェネラティブブランドへ
「着物(ファッション)は農業」という言葉がある。着物(衣服)を作るうえで、繊維となる綿や麻、桑の木などの栽培、染料となる藍や日本茜など植物の栽培は欠かせなかった。

耕作放棄地を開墾するクラフトマンシップ代表のリヴィア清水夏子氏
今後DAIDAIは、化学繊維や化学染料ではなく天然繊維や天然染料を積極的に用い、植物の栽培を通して「育てる・つくる・つかう」の循環を目指し、環境再生型のリジェネラティブ農業に基づいた「衣の畑」づくりに挑戦する予定だという。
DAIDAIのPOP UPで、職人が着物や竹材を活用して作り上げたアイテムをチェックしてみては。
POP UP 詳細:https://www.hankyu-dept.co.jp/hakata/shopnews/detail/1256812_1813.html
DAIDAI Instagram:https://www.instagram.com/daidai.craftsmanship/?locale=ja_JP
クラフトマンシップ HP:https://c-ship.co.jp
■博多阪急
住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号
(山本えり)