俳優パク・ボゴムが後にも先にもない純情男子のキャラクターの誕生を知らせた。
7日の1幕公開と同時に「きょうの大韓民国TOP 10」シリーズで1位にランクしたNetflixスシリーズ「おつかれさま」でパク・ボゴムは、運動も商売も、どんなにつらいことも無駄口をたたくこともなくやり遂げる鋳鉄のようなグァンシク役を引き受けて、夢が多くてしっかり者のエスン(IU)と切なく美しい愛の一代記を描いた。
パク・ボゴムは以前にはなかったキャラクターで視聴者をときめかせた。強靭だが決して荒々しくはない性格、言葉には慎重で行動で見せる生真面目さ、そしてただひとりだけのために人生を投げ出す無謀な勇気を持ったグァンシクをにひたすら描き出した。パク・ボゴムは見た目の変化から内面の表現まで、人物そのものに同化するために努力してグァンシクに完ぺきに近づいた。その結果、10年を経て守ってきた純愛の主人公であり、初々しい情熱の所有者である青年グァンシクの登場は歓呼を引き出して視聴者を済州の「春」に引き込んだ。
彼の感性的な熱演は青年グァンシクとエスンの叙事詩に深みを与えている。パク・ボゴムは決定的な瞬間に躊躇しない行動力、いかなる状況でも愛しい人を最優先に考えるグァンシクの無条件的な愛を説得力を持って表現した。
エスンの「兄がいなくなってこそ私が生きる」という別れの通告に寂しく本土行きを選んだが、激しい波にさかのぼって自らの運命を選択する場面、男女同席が不可だった時代の食文化の前で断固として背を向けて座って妻のエスンと娘のクムミョンの寂しさを抱きしめる場面は、グァンシクの頼もしい姿を見せた。パク・ボゴムは数百の言葉より多くを語る眼差し、偽りを語らない力強い声でキャラクターを詳細に描いた。
ふたりの若者の初々しい初恋が咲き誇るように開いた春が終わり、初夏に入ってグァンシクとエスンがどんな紆余曲折に直面するのかに関心が集められている。Netflixスシリーズ「おつかれさま」は3月14日、Netflixで2幕が公開される。