東京都世田谷区にあるギャラリー・DDD ART 凪にて、3月15日(土)~30日(日)の期間、山崎由紀子氏の個展「Funny Shape Crap」が開催される。
山崎由紀子氏について
山崎由紀子氏は、1988年京都府生まれ。京都造形芸術大学を卒業し、現在は東京都を拠点に活動している。
山崎氏はデジタルとアナログ世代の中間に位置する世代であり、ロースペックなパソコン、ガラケー、スマートフォン、その他様々なメディアに触れてきたアーティスト。
山崎氏の制作方法は、インターネット上にある画像や普段生活の中で発見した風景など、様々な記号的要素をサンプリングし、データとしてコラージュした後、絵画として表現している。
一見無関係にコラージュされた有機的なイメージや記号的モチーフは、山崎氏自身が解体した図像を遊戯的に扱いながら、その中で偶然できた形やモチーフによって平面上で関係付けられ、再構築されているとのこと。このような制作過程によって構成された平面は、パソコンのデスクトップの様に図像同士が多層的なレイヤーを成しながら、一つの画面として現れており、デジタルとアナログを横断する山崎氏の持つ世代感や、絵画の持つメディアの特性を自身の経験から再解釈し、表現しているように感じることができる。
山崎由紀子氏の個展「Funny Shape Crap」
今回、DDD ART 凪にて、山崎由紀子氏の個展「Funny Shape Crap」を開催。
同展のタイトルとなっている「Funny Shape Crap」は、デジタルとアナログ世代である山崎氏が、様々な形やフレームを解体して再構築するという表現方法と、偶然性から生まれる不可思議さや面白さを象徴している。
山崎氏は、デジタルコラージュ、カットアップ、サンプリングなどの表現方法を扱う過程で、偶然形作られる図像に山崎氏自身が魅力を感じ、画面の構成を変化させたり新たな表現を試みることは、彼女自身が生活の中で偶々出会ったものや風景に心を動かされ、予定調和からズレていく感覚に近いと語っている。
個展「Funny Shape Crap」に足を運び、山崎氏が持つ、多層的なレイヤー表現と偶然性から生まれる図像の複雑さに触れてみては。
■山崎由紀子個展「Funny Shape Crap」
会期:3月15日(土)~30(日)
開廊時間:(平日)14:00~21:00/(土・日・祝)12:00~19:00
会場:DDD ART 凪
住所:東京都世田谷区代沢4-41-2
休廊日:月・火
イベントページ:https://dddart.jp/gallery/nagi/%E5%B1%B1%E5%B4%8E%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%AD%90-%E5%80%8B%E5%B1%95%E3%80%8Cfunny-shape-crap%E3%80%8D
山崎由紀子Instagram:https://www.instagram.com/yukiko_yamasaki_yy
※原画作品はすべて先着。リストや作品の問い合わせはDDD ARTへDMもしくはメールにて問い合わせを。
(佐藤ゆり)
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