韓国で今月13日放送を終えたTV CHOSUNの人気トロットサバイバルオーディション番組「ミスタートロット3」に出演し、海女だった祖母のそばで12歳の時から海に潜って貝類などの漁をする海士だったトロット歌手コ・ジョンウが、新曲「運勢」やことしの活動について語ってくれた。
Q. 改めて自己紹介をお願いします。
こんにちは。お会いできてうれしいです。wowKoreaの読者の皆さんと私を愛してくださるファンの皆さんとネットユーザーの皆さん!私は韓国の「ミスタートロット2」と「ミスタートロット3」に出演した渋い声を持つ正統派トロット歌手のコ・ジョンウです。
デビュー5年目です。 トロットを始めたきっかけは、私が2歳の時から祖母の下で育ちながら、祖母が好きなトロットを聞いているうちに自然と耳になじみ、また私が歌って踊ることが好きなので、近所の大人たちの前で歌いながらおちゃめなことをしたり、お小遣いももらったりして、そうしているうちに自然にトロット歌手の夢を持つようになりました。また祖母が亡くなり「うちの孫がテレビに出て歌う姿をぜひ見たい」と遺言を残しました。それで私がその夢を育むようになって、トロット歌手としてデビューすることになりました。
Q. 一番記憶に残る番組は?特にTV CHOSUNの「ミスタートロット3」に出場されましたが残念な点と歌われた曲の中で一番気に入って良かった曲は何ですか?
元々はトロット歌手として初めて放送デビューしたのではないんです。韓国では海女を「ヘニョ」、日本では「あま」と言いますよね。私が12歳の時から海士の仕事をしていて、それで国内最年少の海士としてSBSの「世の中にこんなことが」という番組に出演して名前を知られるようになりました。その時に歌も歌って海士の仕事もしているのが知られ、本格的に広く名前を知ってもらったのはKBSの「人間劇場」です。
今も私の人生で最初に思い浮かぶ番組はKBSの「人間劇場」であり、今までも多くの方々が私を覚えてくれて、調べてくれています。今も若い人たちから年配の方まで私を見ると「人間劇場」の海士というイメージがとても強いようです。それで幼い頃から“海士”というタイトルが付くんです。
TV CHOSUNの「ミスター・トロット3」に出演を申し込み、「私が頑張っていれば、いつかは歌手の道が開かれ、いつかは人々が分かってくれるだろう」という心構えを持って、少し遅いですが、ただ一歩一歩ゆっくりと階段を上がろうとしました。しかし、私の力が至らなくて途中で落ちることになりましたが、私のステージに後悔はありません。
自らの才能をすべて出し、すべてをお見せして、いつも最後の舞台だと思って最善を尽くしたので、後悔はありません。私がイベント会場に行ってお年寄りたちに滑稽なコメントして楽しんで笑いながら、なぜ私がオーディション番組ではうまくいかないのか残念がっていました。だから最後のステージでは、自分自身をお見せしました。そのため反応もとても良かったですが、大衆の耳になじまない歌を歌った上に正統なトロットがなくて私の長所を出しきることができませんでした。
そして、私はダンスが全くできないんです。 運動音痴なのに、何日も眠れずにダンスを練習し続け、火のある棒も回すファイヤーパフォーマンスをしながらやけどもしました。それで本当に大変であきらめたかったし、そんな気持ちも大きかったんですけど「一度最後まで乗り越えてみよう」と、幼い頃の海士だったあの時代を思い出しながらパフォーマンスをしました。海に潜って漁をすることより大変なことはないはずなのに、できないことがあるものかなと、息を我慢して、海に潜って貝などを採集するんですが、そんな気持ちで挑戦しました。
その時オーディション番組で歌った曲の中で一番気に入った曲は初予選ラウンドで歌った「お母さん」という曲です。この曲が一番心に響いたし、この歌が与える意味が大きいんです。母親より先に亡くなった息子が母親について話しているんですよ。またナ・フナ先生が1985年に発表した曲なんですが、それが禁止されて2018年にまた解けて35年ぶりに発売したんです。そのような意味がある歌なので、亡くなった祖母に向けて歌うと思うと、私がここで落ちても後悔はない。だから、一文字一文字とも本当に心と感情を込めて歌っていたと思います。それで、結果がオールキルをもらえたんじゃないかと思って、今も言うと泣きそうになります。
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