静岡県静岡市の用宗港にて、しらす漁が3月21日(金)より解禁。初水揚げ約400kgの初競りが行われた。しらす漁は2026年1月14日(水)まで行われる予定で、その間、用宗港にある漁協直営店「どんぶりハウス」をはじめ、静岡市内の飲食店などで、とれたてのしらすを使用したメニューが発売される。
用宗港について
全国屈指のしらすの水揚げ量を誇る静岡県に位置する、静岡市の用宗港。安倍川の河口より南西2kmのところにある用宗港は、古くから沿岸漁業が盛んで、隣の焼津港と共に発展を続けてきた。現在は、54隻のしらす漁船が操業している。
用宗のしらすが味わえるメニューや商品を紹介
用宗港にある漁協直営店「どんぶりハウス」は、とれたての新鮮なしらすを食べられるお店。
「生しらす丼」800円は、その日水揚げされた新鮮なしらすをふんだんに盛り付けた丼。
「釜揚げしらす丼」800円は、生でも食べられるしらすを、ぜいたくに釜揚げにして味わえる。
「用宗丼」1,000円は、生しらすとまぐろの二色丼。しらす以外も贅沢に味わいたい人に人気のメニューだ。
「しずまえ丼」1,000円は、用宗港で水揚げされたしらすの釜揚げと、清水港で水揚げされたマグロの漬けが一緒に入った丼。
透明でプリプリな生しらすや、新鮮なうちにゆでることで旨味が凝縮された釜揚げしらすなど、漁協直営ならではの鮮度とおいしさのメニューを味わってみよう。
同じく用宗漁港内にある「用宗港漁協直売所」は、しらすなど用宗の特産品を取り扱う用宗港漁協の直売所。自宅用やおみやげをはじめ、贈り物にも喜ばれる商品を販売している。
「釜揚げしらす」は、500円、700円、1,400円分のほか、贈答用に1kg 5,000円で販売。希望に応じて、グラムでの購入もできる。
また、佃煮はすべて、漁協が加工業者に直接事細かく味付けなどを指示して作っている直売所オリジナルの味わい。「しらす佃煮」400円などを販売している。
「どんぶりハウス」と「用宗港漁協直売所」の営業時間や定休日は、用宗港 詳細ページ内のリンクから確認を。
さらに、静岡市内にある「LA PALETTE 用宗本店」では、用宗特産の新鮮な釜揚げしらすを練り込み、食べやすいヨーグルト味にした「用宗産釜揚げしらすヨーグルトジェラート」を販売している。ほんのりとしらすの味わいが感じられ、ヨーグルトの風味と相性抜群だ。
鮮度を保つための独自の漁法
しらすは鮮度が命のため、用宗港では網を曳く手船と運搬船で役割を分担することにより、最高の状態で水揚げできるようにしている。
3隻1組でしらす漁を行っており、2隻で網を曳き、残りの1隻が獲れたばかりのしらすを鮮度が落ちないよう、船上で氷漬けにして港まで運びこむ。この作業を、1日3~4回繰り返している。
港にしらすが到着次第競りが始まり、水揚げされたしらすはあっという間に買われていくそう。このように、鮮度抜群の状態で市場へ流通できるよう、数々の工夫が施されてされているので、用宗で水揚げされるしらすは日本一と言われるほど品質が高いのだという。
用宗のしらすの美味しさの秘訣
用宗港では、水揚げ後10~15分程度で港の市場に運搬され、競りにかけられる。漁場と港が近いことによって、鮮度抜群のしらすを流通させることができる。
また、用宗港は、安倍川や大井川、興津川等、駿河湾に注ぎこむ河川が運んでくる南アルプスや富士山などの山の恵みによって、エサとなる大量のプランクトンが発生するため、栄養豊富な漁場となる。
さらに、日本一の深度を誇る湾の中には3種類の海洋深層水が存在し、深海から栄養満点の海水が湧昇流によって運ばれてくる。このように数々の好条件が重なることによって、外敵の少ない湾の中で、山と海の栄養を蓄えたしらすが育っていく。
加えて、水質の良さもしらすの美味しさの秘訣となる。用宗港の海に流れ込む安倍川は平成の名水百選に選出され、静岡市街地のほとんどが、安倍川の伏流水と地下水が使用されているのもポイント。安倍川の上流には、山葵栽培の発祥地があるほどの清流で、その清流が流れ込む用宗の海は水も良質となるのだそう。
用宗港の新鮮なしらすを、この機会に味わってみては。
■用宗港
住所:静岡県静岡市駿河区用宗2丁目18-1
休漁日:日曜日・祝日(その他、出漁しない日や、前倒しで打ち切る場合あり)
■LA PALETTE 用宗本店
住所:静岡県静岡市駿河区用宗4丁目21-12
営業時間:平日11:00~18:00、休日10:00~18:00
定休日:なし
用宗港 詳細ページ:https://excite.mochimune.jp/shirasu/
LA PALETTE 用宗本店 詳細ページ:https://excite.mochimune.jp/food/lapalette.html
(yukari)
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