【兵庫県丹波篠山市】5~6月初旬にクリンソウが見頃を迎える多紀連山へ!「みたけ会館」で無料観察会を実施

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兵庫県丹波篠山市内の最高峰である御嶽を含む多紀連山は、クリンソウの群生地。花は、5月~6月初旬に見頃を迎える。

5月10日(土)には、「みたけ会館」にて「多紀連山のクリンソウを守る会 観察会」を開催。料金は無料だ。

クリンソウについて


クリンソウ(九輪草、学名Primula japonica)は、日本固有種とされており、比較的冷涼な湿地に自生するサクラソウの一種だ。

5月初旬から6月初旬にかけて、下段より順次上へ花をつけ、1本の花軸に数段輪生して花を付ける様子が、仏塔の先端にある「九輪」に似ていることから、その名が付いた。

クリンソウの観察会


日本の固有種で御嵩の山中に自生するクリンソウを保護・保全する団体が、まちづくりに顕著な功績を残し知事賞を受賞。5月10日(土)10:30より、「みたけ会館」にて観察会を行う。

料金は無料だが、弁当と飲み物は持参しよう。

多紀連山について


多紀連山は、丹波篠山市から京都府、丹波市にかけて連なる標高600~800mの山々の総称。主峰の「御嶽(793m)」、東の「小金嶽(726m)」、西の「西ヶ嶽(727m)」の3つの峰が中心となっており、古生層の珪岩からなる険しい山でもあることから通称「多紀アルプス」とも呼ばれている。

主峰の「御嶽」は、古くは藍波ヶ峰(らんばがみね)と呼ばれ、鎌倉・室町の時代に丹波修験道場であり、かつては法螺貝の響きと錫杖の音がこだまする信仰の山だったそう。その修験道場に関した宿坊か庵跡と推定される平坦地が10箇所の段丘として残っており、近くには新金峰山大岳寺跡もある。

兵庫県は、この多紀連山のクリンソウ自生地は、質的・全国的価値に優れた植物群落として「湿地植生Aランク」に指定。約4,300㎡の場所に17万株が自生していると推測されている。

最近は、各地でクリンソウの増加傾向が見られるが、クリンソウはシカ等の野生動物が食べない忌避植物であるため、近年シカが増加したことで他の植物が減りクリンソウが増えたと推定されている。

この地域では、70年前にも数箇所でクリンソウの存在が記録されているが、大群落になったのは近年になってからと考えられている。

行楽シーズンに見頃を迎えるクリンソウを眺めに行ってみては。

■多紀連山のクリンソウを守る会 観察会
日時:5月10日(土)10:30~
会場:みたけ会館
住所:丹波篠山市瀬利92-3
料金:無料(弁当、飲み物は持参)
詳細:https://expo.sasayama.jp/ja/pre-activities/japanese-primrose

(Higuchi)

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