山梨県韮崎市の甘利山(あまりやま)でレンゲツツジの開花シーズンが到来するにあたり、らくらく絶景ハイキングに出かけられる乗合タクシーが、6月9日(月)~22日(日)の14日間運行される。
レンゲツツジが一面に広がるこの時期だけの絶景
南アルプスの前衛峰・1731mの甘利山は、6月が1年でもっともにぎわう季節。標高1600mの最寄駐車場から徒歩10分の場所には、富士と甲府盆地、そして鮮やかな朱色が見事なレンゲツツジの群落が広がる。そこから20分ほど、緩やかなハイキングコースで登った先の甘利山山頂から振り返れば、草原状の地形に一面に広がるレンゲツツジの絨毯が。この時期に一度は見ておきたい絶景だ。
さらに、ここまででは物足りないという人は、その先の奥甘利山・千頭星山までのトレッキングに足を延ばすのもおすすめ。甘利山~千頭星山の往復コースは約3時間で楽しむことができる。

駐車場から望む雲海と日の出
また、甘利山ならではの雲海・夜景・日の出を見たいという人は、甘利山駐車場隣接の「甘利山グリーンロッジ」に宿泊すれば、絶景にであえるチャンスはぐんと高まる。
同施設にはオートキャンプ場も併設されており、手ぶらで気軽にアウトドアも楽しめる。
甘利山のレンゲツツジ最新の開花情報は、「韮崎市観光協会」の公式サイトでチェックしよう。
「甘利山タクシー」1便9名まで予約可能に
さまざまな魅力がある甘利山だが、アクセスには公共機関がないため、自家用車以外の場合はタクシー利用がメインとなり、片道料金で約8000円かかる。そこで、単独や少人数での登山者へ来訪のハードルを下げるため、2023年から韮崎市が実施している予約制乗合タクシーが「甘利山タクシー」だ。
これまでは4人乗りタクシーでの運行だったが、今年はジャンボタクシーを確保し、1便9名まで予約が可能になった。
ハイキング前後の立ち寄りもより便利に
また、これまで途中下車のみ可能だった「韮崎大村美術館」と、
「白山温泉」が、乗車場所として利用できるようになった。
ハイキングの前後に美術鑑賞や温泉、併設そば処「上小路」でのランチなど、立ち寄りプランのバリエーションが増え、より楽しみ方の選択肢も広がった。オリジナルプランで韮崎の山も山麓も楽しんでみて。(いずれも水曜定休)
2025年甘利山タクシー運行概要
運行区間は、韮崎駅~韮崎大村美術館・白山温泉~さわら池~甘利山駐車場。運行時間は、行きの韮崎駅発が8:45/12:00、帰りの甘利山駐車場発が10:50/15:30。料金は片道2500円(税込)。乗車特典として、後藤郁子氏デザインの甘利山オリジナルステッカーが用意されている。詳細や予約受付については、専用サイトにてチェックしてみて。
環境保全整備のための協力金を募る実証実験を実施
人と自然が共生するエリアとして、南アルプスユネスコエコパークの緩衝地域にも登録されている甘利山は、季節を通じ人々を癒し楽しませてくれる。こうした環境は、これまで地域の人やボランティアによる多くの協力のもと維持されてきた。しかし、設備の老朽化やニホンジカの増加に伴う食害の深刻化など様々な課題があり、限られた財源や人手の下ではこの環境を守っていくことが難しい状況になってきているという。
そこで、この美しい自然を未来につなげていくため、甘利山を訪れる人に環境保全整備のための協力金を募る取り組みを、このレンゲツツジの開花時期である6月上旬~中旬ごろの2~3週間に、実証実験として実施する。自然を愛し、南アルプスを愛する人に賛同してもらい、韮崎市の資源とつながってもらいたいという思いが込められた取り組みだ。協力金の詳細については、韮崎市公式サイトにて確認を。
レンゲツツジの開花シーズンにのみ運行される「甘利山タクシー」を利用し、絶景を体験してみては。
韮崎市観光協会 甘利山レンゲツツジ開花情報:https://www.nirasaki-kankou.jp/kankou_spot/sangaku_outdoor/kaika/7430.html
甘利山タクシー専用サイト:https://sites.google.com/view/amariyama-taxi
協力金実証実験詳細(韮崎市公式サイト):https://www.city.nirasaki.lg.jp/soshikiichiran/shoukoukankouka/kankotanto/1_1/9978.html
(山本えり)
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