石川県白山市鶴来の魅力を香りで届けるアロマルームスプレー「ツルガクル」発売

SOU FRAGRANCEは、「嗅覚から地域の物語を届ける」プロジェクトの第1弾として、石川県白山市鶴来(つるぎ)の魅力を香りで届ける、天然香料100％のアロマルームスプレー「ツルガクル」を、鶴来にある雑貨とテイスティングカフェ「なんか」にて6月6日(金)に発売。同製品は、調香師と林業、雑貨屋が共同開発したルームスプレーだ。

香りを鶴来再訪のきっかけに
商品概要
同商品の開発背景

香りを鶴来再訪のきっかけに

「ツルガクル」は、調香師であるSOU FRAGRANCE代表の折井茜氏と、雑貨とテイスティングカフェ「なんか」、鶴来にある「しんち林業」が共同開発したもので、主に白山麓産のスギとクロモジ精油を使用。

鶴来の静けさの中にある確かな力強さを表現した香りは、“香りを手がかりに鶴来を思い、興味を抱き、再訪するきっかけをつくるツール”となることを目指す。パッケージには、地元在住の水引作家によるオリジナルモチーフを採用している。

商品概要

アロマルームスプレー「ツルガクル」は容量50ml、価格は3,960円(税込)で、石川県白山市鶴来の雑貨店「なんか」にて販売中。

主な原料はスギ葉精油・クロモジ枝葉精油(白山麓産)他、天然精油15種類。保存料・合成香料不使用、ワンプッシュで約1.5畳が香気空間に包まれる。

「深まる余韻、記憶に刻む温もり／静けさの中の確かな力強さ」が、「ツルガクル」の香りのコンセプト。鶴来の町並みが映す、静かな内省のひとときなど、その香りは心の奥深くに潜む記憶を辿りながら、自分自身へと還る旅に誘うだろう。

ブレンドノート(抜粋)は、パチュリ、サンダルウッド、石川県産スギ、ホーリーフ、シナモンリーフ、カカオ、オリス、ベチバー他、すべて天然香料を使用し保存料も無添加。スギ精油とクロモジウォーター独特のシャープな香りを活かしている。

同商品の開発背景

「嗅覚から地域の物語を届ける」は、SOU FRAGRANCEが全国各地で展開する、香りによる地域再解釈プロジェクト。土地固有の植物や風土を香りとして編み直し、記憶や風景の余韻を嗅覚を通じて体験化することを目指す。

その第1弾として誕生したのが「ツルガクル」で、舞台は石川県白山市鶴来だ。白山信仰の総本宮・白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)の門前町として、かつて多くの参拝客や観光客で賑わいをみせたこの地は、今も町を包む凛とした空気や森の深い香りが、訪れる人の感性に働きかける。

金沢中心地から30分ほどとアクセスも良く、近年は移住地や個人店舗の出店が多く再び脚光を浴びている。

白山比咩神社をはじめとする歴史ある神社仏閣があり、古くから白山登拝の拠点として栄え、人々の暮らしと文化がしっかり根付いている地域だ。

雑貨とテイスティングカフェ「なんか」店内

この空気感に胸を打たれたSOU FRAGRANCEは、香りを通じて地域の魅力を再発信すべく、雑貨店「なんか」の環氏とともにプロジェクトを始動した。林業パートナー「しんち林業」や地元クリエイターと協働し、伐採後に余剰となるスギ・クロモジの枝葉から天然精油を抽出。森の恵みを余すことなく再価値化し、地域資源を香りとして形にした。

「なんか」代表の環氏は、「滞在時間を少しでも長く、鶴来自体のブランド価値を高めたい」と日々発信。同製品はその想いをさらに一歩進めるとし、地元の人へのギフトはもちろん、県外在住者や観光客の記憶をつなぐ架け橋になることを目指している。