【岡山県】「備前市美術館」オープン!開館記念展「ピカソの陶芸」「備前の現代陶芸」を同時開催

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備前市立備前焼ミュージアムが「備前市美術館」として生まれ変わり、7月12日(土)にグランドオープン。開館記念展として、「ピカソの陶芸」「備前の現代陶芸」を同時開催する。

自由で創造的な作風で芸術に挑み続けたピカソのエネルギーと、新たな表現を求め今なお進化する備前焼作家たちの情熱が、生まれ変わった美術館に新たな息吹を吹き込む。

「備前市美術館」のビジョン

「備前市美術館」では、備前焼をはじめとする現代陶芸の魅力を国内外に発信する新たな拠点として、多彩な美術の楽しみを届けていく。また、世界の文化芸術と出合い、地域の未来を創造する拠点として成長していきたいとしている。

同館は、備前焼の伝統と発展が息づく街並みと一体化した文化的空間として、誰もが気軽に訪れ、さまざまな出会いや体験を楽しめる、公園のような美術館を目指す考えだ。

また、国内外の団体と連携したプログラムやアウトリーチを通じて、参画交流型の美術館となること、子どもたちと共に成長する美術館とあることなども目指している。

開館記念展「ピカソの陶芸」


開館記念展Ⅰ「ピカソの陶芸―いろとかたちの冒険―」は、7月12日(土)~9月28日(日)の期間、同館2階 展示室2、3での開催。観覧料は、一般1,000円、大学生・専門学校生・高校生500円、中学生以下は無料だ。

20世紀美術の巨匠 パブロ・ピカソ(1881年~1973年)は、絵画や彫刻のみならず、南仏の豊かな自然と土に魅了され、陶芸の分野でも3000点を超える独創的な作品を生み出している。

同展では、ピカソが手がけた貴重な陶器作品36点とリノカット2点を展示。皿、水差し、花瓶、壺など、既存の陶芸の概念にとらわれない自由な発想と遊び心にあふれた作品群は、ユーモラスな表現の中にピカソの尽きることのない創作の喜びを生き生きと伝えている。自然の力と芸術家の感性が融合した、ピカソの新たな芸術への挑戦が垣間見えるだろう。

開館記念展「備前の現代陶芸」


開館記念展Ⅱ「備前の現代陶芸:至極の逸品」は、前期7月12日(土)~9月28日(日)、後期10月11日(土)~12月25日(木)の日程で、同館2階 展示室1にて開催。前期の観覧料は、一般1,000円、大学生・専門学校生・高校生500円、中学生以下は無料。後期の観覧料は、一般500円、大学生・専門学校生・高校生300円、中学生以下無料だ。

同展では、約800年の歴史を持つ備前焼の伝統を受け継ぎながら、現代において新たな表現を追求する陶芸家たちの代表作品を前期・後期合計で約80点展示する。

会場には、人間国宝である藤原啓氏、山本陶秀氏、藤原雄氏、伊勢﨑淳氏をはじめとする歴代の巨匠から、現在活躍中の中堅・若手作家まで、前期後期合計37名の作家による至高の作品が登場。備前の現代陶芸の奥深い魅力とともに、伝統と革新が交差する備前の現代陶芸の現在地を感じよう。

なお、開館記念展Ⅰ「ピカソの陶芸―いろとかたちの冒険―」のチケットで、同会期中の開館記念展Ⅱ「備前の現代陶芸:至極の逸品」も観覧可能。また、開館記念展Ⅱ「備前の現代陶芸:至極の逸品」前期のチケットで開館記念展Ⅰ「ピカソの陶芸―いろとかたちの冒険―」を、後期チケットで他の企画展も観覧可能だ。観覧料には割引料金もあるので詳細は公式HPで確認を。

生まれ変わった「備前市美術館」の2つの記念展へ足を運んでみては。

■備前市美術館(Bizen City Museum of Art)
所在地:岡山県備前市伊部1659-6
開館時間:9:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始 ※その他、展示替え等による臨時休館あり
公式HP:https://bizen-moa.jp

(Higuchi)

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