「世界遺産・白川村×飛騨市・渡辺酒造店」が酒蔵建築に向けた想いを伝えるnoteを開設

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岐阜県飛騨市にある同県最大の日本酒酒蔵「渡辺酒造店」は、世界遺産の岐阜県・白川村と共同で、2026年秋頃に新たな酒蔵を建設する「酒蔵建築プロジェクト」を実施しており、この挑戦に賭ける思いなどを伝えるnote「白川村の酒蔵建築プロジェクト」を開設した。

白川村を守るために必要な日本酒の酒蔵

人口1,500名の小さな村である白川村に日本酒の酒蔵を創ることは、まさに「100年の悲願」だった。地元の米や水を活かして、村の人たちが誇りを持てる日本酒を造り、酒蔵を起点に地域の産業を盛り上げることで、人口が減り続けている現状を打開していく必要がある。長い間、村民が守り続けてきた素晴らしい景色を未来に残すためには、絶対に必要な存在となるのが「白川村の蔵」だ。

住み続けたい村、戻りたい村にするための挑戦

白川村の代名詞といえば、合掌造りの茅葺き(かやぶき)屋根。維持するには、20〜30年ごとに葺き替えが必要で、葺き替えの順番が回ってきた家には、100名以上の村民が集まり、力を合わせて世界遺産の景観を維持してきた。

しかし、ピーク時には1万人近くいた人口が、今は1,500人を下回っている。2023年に取ったアンケートでは「大人になったら、村に戻りたい」と答えた子どもはたったの半数以下だった。

今回のプロジェクトは、酒蔵づくりを通じて村の誇りとなるような地域おこしを、村の外からではなく村の中から実現するもの。村民が住み続けたい、戻ってきたいと思う村を創るための挑戦だ。

村人や観光客を受け入れられる産業をつくる

白川村が世界遺産に認定されてからは、国内外の来訪者が爆発的に増加し、年間約200万人にものぼる観光客が訪れる観光地となった。しかし、農業・畜産業などはあるが、観光客に買ってもらえる製品を生み出す産業がほとんどない現状があった。

白川村の隣、飛騨市の飛騨古川にある岐阜県最大の酒蔵「渡辺酒造店」は、酒造りに果てなきこだわりと情熱を持ち、酒の概念を覆すような様々なチャレンジを続けてきた。右肩下がりの日本酒業界で、一時は2億円台にまで低迷していた売り上げをコロナ禍の逆風の中でも伸ばし続け、10年で14億円を超えるまでに成長した。

日本酒をこよなく愛する白川村の成原茂村長と、同社の渡邉久憲社長が酒を酌み交わし語り合うなかで意気投合し、白川村に日本酒の蔵をつくるという壮大な挑戦がスタートした。

「白川村の蔵」への想いを伝えるnote


「白川村の蔵」の建設予定地は、「旧白川小学校」の校舎跡地。岐阜県白川村産の山田錦を主原料として、年間1,200石、一升瓶換算で12万本の生産能力を有する施設となる。

noteでは、「今、なぜ白川村に酒蔵が必要なのか」「白川村の村民や渡辺酒造店が新たな酒蔵に賭ける想い」「インバウンドでの賑わいとは対照的に、過疎化が進む白川村の課題と解決に取り組む人々の姿」などを、リアルタイムで伝えていく。

白川村の村民や渡辺酒造店の想いが綴られる「白川村の酒蔵建築プロジェクト」のnoteをチェックしてみては。

「白川村の酒蔵建築プロジェクト」note URL:https://note.com/shirakawamura_pj
渡辺酒造店HP:http://www.sake-hourai.co.jp

(山本えり)

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