クラフトフルライフは、時間料金制でさまざまな手工芸を楽しめる新しい施設、クラフトラウンジ「有閑堂」を9月8日(月)にオープンする。
クラフトラウンジ「有閑堂」
「有閑堂」は、好きな時間に手ぶらで訪れ、手工芸を楽しめるクラフトラウンジ。刺繍・編み物・レザークラフト・水引細工やペーパークラフトなど手工芸の道具や材料を取り揃えており、時間料金制で利用できる。料金には、各種クラフト道具の使用料が含まれ、必要なものを自由に使える。材料やキットは販売しているほか、持ち込みも可能だ。

出来上がった作品はもちろん、作る過程そのものを楽しめるのがクラフトの魅力
場所は、京都・二条城の南側のエリア。烏丸通りを中心とする繁華街にも近く、二条城駅前から徒歩6分、三条通商店街からすぐのアクセスしやすい立地でありながら、染工場なども点在する静かな環境だ。

趣のある床の間を備え、中庭の緑が気持ち良い和室
営業時間は、平日11~18時で金曜日のみ20時まで。土曜日は10~20時、日曜日は10~17時となっている。定休日は水・木曜日だが、最新情報はSNSでチェックしてほしい。基本料金は、60分1,320円(税込)、高校生以上の学生は1,100円(税込)で、道具の使用料は含まれている。なお、中学生以下は付き添いも含め利用できないため注意してほしい。
手芸人気の高まりが背景に
総務省統計局の「令和3年社会生活基本調査結果」によると、1年間に行った趣味・娯楽の行動として「編み物・手芸」を挙げたのは8.8%、人口換算でおよそ1,000万人近くにのぼる。

「令和3年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)を基にクラフトフルライフが作成
今まで主婦やシニア女性の趣味が中心だった編み物や手芸だが、男女別に見ると15歳未満の女子、男性では25歳未満の若年層が多いとわかった。
実際、SNSでは「編み物男子」や「編み会」が話題になり、インターネット動画などで作り方の動画が若者から支持を集める動きも見られている。若い男性や10代女子にも手芸やクラフトの裾野が広がっていることの表れだ。手芸ブームの背景には、SNSやネット販売で作品を発信・販売できるようになったこと、100円ショップで材料が手軽に買えること、動画で作り方を簡単に学べるようになったことなどが考えられる。
「クラフトラウンジ」という新しい形

水引、ダーニング、ペーパークイリングなど
従来の手芸文化は自宅サロンや教室、ハンドメイドイベントなどが支えてきた。しかし、社会環境の変化により時間が決まった教室や内容が固定されたワークショップには制約が多く、サロンコミュニティも参加に勇気が必要で、ハードルを感じる人も一定数いると考えられる。

友人とそれぞれ別のクラフトを一緒に楽しむこともできる
「有閑堂」は、好きな時間に手ぶらで来て好きなものを作れるクラフトラウンジ。毎週同じ時間に通う必要がなく、気ままに好きなものを作れるうえ、同じ趣味の人が集まっても必要以上の交流を求められない。この自由で気軽なスタイルは、令和ならではの新しい形といえるだろう。
店名の由来は「英雄の胸中、閑日月あり」
店名の「有閑堂」は、ことわざ「英雄の胸中、閑日月あり」から。英雄といわれるほどの大きな人物は小事にとらわれず悠然としているので、傍から見ると暇な日々を送っているように見えるという意味だ。
忙しい現代人にとって「有閑堂」で手を動かしている時間は、傍から見ると一見暇そうで無駄に見えるかもしれないが、その時間こそが大事なことに向き合う気持ちのゆとりを生むのではないか、という想いが込められている。
また、英語表記は”you can do”、あなたもできる、一緒にやろう、というニュアンスで外国の方にも受け入れやすい響きになっている。
「有閑堂」では今後も、クラフト作家の作品を展示するギャラリーやクリエイターが実際に作品を作り上げる過程を間近で見られるアトリエとしての利用、ワークショップの開催などを計画している。手芸愛好家の人はもちろん、あまりなじみのなかった人にとっても、世界各地で受け継がれてきた多様なクラフトと出会える場を作っていくとのこと。
気軽に手芸を楽しめるクラフトラウンジ「有閑堂」へ、足を運んでみては。
■有閑堂
住所:京都府京都市中京区上一文字町291
Instagram:https://www.instagram.com/craftlounge_youcando.kyoto
Facebook:https://www.facebook.com/CLAFTLOUNGE.youcando.Kyoto
X(旧Twitter):https://x.com/youcandoowner
(erika)
The post 【京都府京都市】京都・二条城前にクラフトラウンジ「有閑堂」がオープン。好きな時間に手ぶらで訪れ、手工芸を楽しめる first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS - 流行情報&トレンドニュースサイト.