【千葉県船橋市】色鉛筆画家・今福優子さんの個展が千葉県で初開催。子ども向けワークショップも受付中

「memory1」F0号(180×140mm)

色鉛筆画家・今福優子さんが、8月7日(木)〜13日(水)の期間、千葉県の東武百貨店船橋店で個展「今福優子色鉛筆画展～レトロな気分～」を開催する。

同展では、誰もが一度は手にしたことのあるであろう「色鉛筆」を使い、懐かしい花柄や動物柄に囲まれた女性を描いた“レトロかわいい”新作20点を中心に展示販売。昭和100年という節目の年に、今福優子さんがかつて暮らした思い出の地・千葉で、色鉛筆の繊細なタッチで描かれた、可愛さとどこか懐かしく感じる世界を楽しめる。入場は無料で、会期中、子ども向けのワークショップも開催されるという。

今福優子さんの個展を千葉県で開催
子ども向けワークショップも開催
色鉛筆画家・今福優子さんについて

今福優子さんの個展を千葉県で開催

「memory2」F0号(180×140mm)

色鉛筆画家・今福優子さんは、色鉛筆の繊細さと奥深さに魅せられ、女性と花・蝶をモチーフに美人画を描いている。

同氏は、東武百貨店船橋店で個展『今福優子色鉛筆画展～レトロな気分～』を開催する。

「memory3」F0号(180×140mm)

今福優子さんは転勤族の家庭で育ち、全国を転々とする中、小学2年生から4年生までの間を千葉県市川市で過ごしたそう。当時は、今はもう取り壊されてしまった自衛隊官舎・二俣団地に暮らし、二俣小学校に通っていたという。

同氏は、「今回の個展が千葉県船橋市で開催されることになり、昭和の時代に暮らしていた千葉での思い出がふとよみがえりました。船橋にお買い物に行ったり、エレクトーンを習っており、発表会では母が花柄や動物柄の手作りのドレスを作ってくれました。このような記憶から、レトロな花柄や動物柄を取り入れた懐かしさと可愛らしさを感じる世界を作品にしました。今福優子のルーツともつながるこの地での個展は、特別な想いを込めて開催いたします。」と同展への想いを語っている。

「memory1」SM(227×158mm)

色鉛筆のやわらかな発色と繊細は筆致で描かれた女性たちは、横顔やどこかうつむき加減で、ふと立ち止まり、静かに思いを馳せているようだ。

「memory12」F3号(273×220mm)

背景には、懐かしい花柄や動物柄があしらわれており、まるで彼女たちが模様の中にひそむ物語と、静かに対話しているようにも見えるかもしれない。

同展では、遠い記憶の片隅にあった光景や気配を、そっとすくい取るような作品をそろえているという。

「Dollダンシング」(125×95mm)

「Dollパッション」(125×95mm)

また、レトロファッションに身を包んだ人形をモチーフにした作品の展示販売も行われる。

子ども向けワークショップも開催

同展の会期中は、子ども向けワークショップ「4色でチューリップを塗ろう」も開催。色を塗り重ねて新たに色を作る方法と、つや出しのテクニックを直伝してもらえる。事前予約制で各日限定8名での実施だ。

開催日時は、8月7日(木)13:00～14:30、8月10日(日)11:00～12:30の2回。参加費は800円(税込)。対象は小中学生で、保護者の同伴が必要だ。予約は、各開催前日までに東武百貨店船橋店美術画廊の担当者(関さん・大島さん・戸澤さん)まで電話で予約を。予約受付時間は10:00〜19:00だ。

色鉛筆画家・今福優子さんについて

今福優子さんは、1971年生まれ、静岡県御殿場市出身、神奈川県川崎市在住。2015年から都内ギャラリー、美術館、海外アートフェアに出品し、2018年から関東、大阪、広島の百貨店を中心に活動している。主な受賞歴は、2018年に第45回近代日本美術協会展オリオン賞受賞、2016年に第43回近代日本美術協会展優秀賞受賞。2015年に第42回近代日本美術協会展アートコア賞受賞、第24回全日本アートサロン絵画大賞展優秀賞受賞の他多数。