広島県広島市の瀬戸内海汽船は、創業80周年記念企画第1弾として、2026年4月に導入予定の新造高速船「リニアジェット(仮称)」の船名を、一般の人から7月15日(火)~8月15日(金)の期間で公募している。
広島・呉-松山などの航路で地域に貢献
6月11日(水)に創業80周年を迎えた同社は、単なる交通手段の提供にとどまらず、地域経済の発展と観光振興に貢献。広島・呉-松山航路をはじめとする各航路は、ビジネス利用から観光まで、多様なニーズに応え、瀬戸内海沿岸地域の発展を支えてきた。
社員・船員一同、これまで以上に安全運航に努めるとともに、次の世代へと続く持続可能な海上交通の実現に向けて邁進していくとしている。
2026年4月に次世代型高速船を就航
2026年4月に就航が予定されている新造高速船「リニアジェット(仮称)」は、広島・呉-松山航路の新たな主力船として、現行の「スーパージェット」に替わる次世代型高速船だ。
尾道市の瀬戸内クラフトにて建造し、同社の推進性に優れた船型とドイツの推進器メーカー・フォイト社の「フォイト・リニアジェット」を採用した、高速航行と燃費性能の良さが両立した環境性能に優れた船舶。同推進器は、静粛性能にも優れており、速くて快適な船旅を楽しむことができる。
次の時代に向けた「新しい風」をテーマにデザイン
外観は、クルーズフェリー「シーパセオ」のイメージをベースにしながらも、瀬戸内海汽船と瀬戸内海交通の次の時代に向けた「新しい風」をテーマに据えている。
全体にアクティブなブルーとコントラストを効かせたホワイト、アクセントにフレッシュなレモンイエローを配したカラーにアレンジ。全体は、水平基調でスムーズな航行をイメージ、随所に配した斜めの造形は風を受けて進む、クリーンな推進感を表現している。
本船のデザインは、2019年8月に同航路に就航したクルーズフェリー「シーパセオ」のデザインを手掛けた、広島市のGKデザイン総研広島が担当している。
船体は全長31.5×全幅7.0×深さ2.6m、総トン数は約120トン、旅客定員は約100人。船内設備としてインフォメーション、運航情報モニタ・フリーWi-Fi、多目的トイレ、モバイル用電源などが用意される。
初の試みとなる船名一般公募
今回の船名一般公募の取り組みは、瀬戸内海汽船として初の試みであり、地域の人とともに次の90周年、100周年を見据え、新しい時代を切り開いていく象徴的な企画だ。
次世代型高速船にぴったりな船名を考えて、期間内に応募してみよう。募集方法は、船名公募紹介ページに記載されている専用メールアドレス宛てに、「新造船船名応募」の件名で、氏名、フリガナ、連絡先(電話番号)、新造船の船名、船名にかけた思いなど(自由記載)を送付する。応募は1人1件のみ、複数応募した人は無効となる。
船名の発表は、9月上旬頃に同社ホームページにて発表。同じ船名の応募があった場合は、応募到着が早かった人が受賞者となるので、早めに応募しよう。採用された本人には直接連絡され、採用特典として、旅行商品券3万円分、記念品の贈呈、就航式への招待が用意されている。
応募方法などの詳細は、公式サイトの船名公募紹介ページにてチェックしてみて。
瀬戸内海汽船初の試みとなる新造高速船の船名一般公募に、応募してみては。
瀬戸内海汽船HP:https://setonaikaikisen.co.jp
船名公募紹介ページ:https://setonaikaikisen.co.jp/archives/news/4278
※応募については都合により変更となる場合がある。
※船体デザインは変更となる場合がある。
(山本えり)
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