「Shaved ice Cow」2020年
そごう広島店では、現代美術作家・渡辺おさむ氏の個展を初開催する。「渡辺おさむ-お菓子の世界へようこそ-」の開催期間は8月19日(火)〜25日(月)で、会場は8階の美術画廊。8月23日(土)の13:00〜17:00には渡辺氏が来場する予定だ。
スイーツデコの技術をアートに昇華
渡辺おさむ氏は山口県周南市出身で、2003年東京造形大学デザイン学科卒の現代美術作家。
「ゼリー富士-pink-」2024年
Fake Cream Art(フェイククリームアート)という独自の技法を用いた、クリームたっぷりで本物そっくりのカラフルで精巧なスイーツデコアートは、ダイナミックでありながら繊細で、子供心をくすぐるファンシーさが魅力のアート。スイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者で、様々なメディアに取り上げられている。
国内だけでなく海外でも注目され、中国、インドネシア、イタリア、ベルギー、トルコ、アメリカ、韓国などでも個展を開催し、話題を呼んだ。
約30点の作品を展示・販売
「Chocolate river -pink-」2019年
そごう広島店の個展では、お菓子でデコレーションされた動物たちをはじめ、古典名画をデコレーションした作品、書道や枯山水をクリームで表現した作品など、幅広いバリエーションの作品約30点を展示販売。
渡辺氏のスイーツデコアートの世界を堪能できる個展になる予定だ。
渡辺おさむ氏による作品紹介
「お菓子の神様」2024年
今回の個展開催に際し、渡辺氏は次のように作品を紹介している。
「幼い頃に宮島で出会った鹿は特別な思い出として心に残っています。可愛らしさもありながら、神の使いとして大切にされ、その神秘的な存在感に胸が高鳴ったのを今でも覚えています。そうした記憶をもとに、本展では“お菓子の神様”と名付けた鹿の立体作品を発表します。キャンディやクリームで装飾された神聖で可笑しみのある姿は、子ども時代の驚きと憧れをそのまま形にしたものです。甘くて、懐かしくて、ちょっと不思議な世界へ。皆さまをお菓子の物語の中へとお連れできれば幸いです。」
渡辺おさむ氏が生み出す、思わず食べたくなるような本物そっくりスイーツアートの世界に浸ってみては。
■渡辺おさむ-お菓子の世界へようこそ-
期間：8月19日(火)〜25日(月)
時間：10:00〜19:30
入場料：無料
作家来場予定日時：8月23日(土)13:00〜17:00
会場：そごう広島店 8階 美術画廊
(淺野 陽介)
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