現代に寄り添う新しい祈りのカタチ。ミニマルな供養箱に新作花立てが登場

MONO


リルビースタイルは、仏壇の代わりになる供養箱「遠憶 祈りの小箱」に合わせた花立てを「遠憶」公式オンラインショップにて、販売を開始した。

木工ろくろ職人の新作「花立て」が登場


仏壇を置かない家庭が53.7%に上る中(※)、伝統技法を活かしながら現代の暮らしに馴染む供養のかたちを提示する「遠憶(とおく) 祈りの小箱」は、広辞苑ほどのコンパクトサイズ。


同商品に合う小さな花立てがなかったことから、伝統の木工ろくろで継ぎ目のない「木工ろくろの花立て[ローソク形]」を開発した。

木工ろくろで削り出す、継ぎ目ゼロの花立て


花立ては、国産の無垢材を使用し、風格のある黒色が美しい「神代ケヤキ」と、


ほんのり赤みを帯びたやさしい色合いの「サクラ」の2種類を用意。まるで蝋燭のようなかたちから「木工ろくろの花立て[ローソク形]」と名づけた。

この花立ては、徳島市在住の腕利きの木工ろくろ職人が無垢材から丸ごと削り出していることから、つなぎ目が一切ないのが特徴。華奢な円柱部から、ゆるやかなカーブを描いて底の部分が削り出されている。


木工ろくろは、回転する木材に刃物をあてて形を整える伝統技術。形のバランスを手の感覚だけで調整するため、熟練の技が必要だ。

次世代に残したい手技“木工ろくろ”


リルビースタイルが拠点を置く徳島市でも、木工ろくろ職人の高齢化が進み、後継者不足が大きな課題となっている。そうした中で、今もなおこの貴重な技術を受け継ぐ職人と協働して制作している。

今後もこの職人と力を合わせながら、新たなデザインのプロダクト開発に取り組んでいく予定だ。


使い方はさまざまで、小さなドライフラワー1本で、ささやかな供養の場に置いたり、香りの線香を挿して、お気に入りの匂いを手元に残したり、ミニマルでインテリアになじむ「祈りのオブジェ」としても活用できる。

商品の詳細


商品価格は¥11,000(税込)。水は入れられないため、生花の使用は不可で、線香に火をつけての使用もできない。詳しくは公式オンラインショップ内詳細ページにて確認を。

宗派や形式ではなく、自分らしく祈りたい


リルビースタイル代表の今枝美加氏は「父の死をきっかけに仏壇の必要性と違和感を感じ、2024年にブランド『遠憶』を立ち上げました。徳島の唐木仏壇職人の技を継承し、本棚にしまえるサイズ、無宗教でも心を込めて祈れる供養箱を製作。今回の花立ても、同じ哲学のもと誕生しました」とコメントしている。

リルビースタイルについて

リルビースタイルは、新しい祈りのかたちを提案する徳島発の木工ブランド。仏壇や信仰に縁のない家でも、自分らしく祈れる供養箱「遠憶 祈りの小箱」を職人の手仕事で丁寧に制作し、オンライン経由で全国に届けている。

新しい祈りのスタイルとなる花立てを「遠憶 祈りの小箱」と共に取り入れてみては。

遠憶 公式オンラインショップ:https://tohkubox.com

(※)2019年 楽天インサイト調べ

(丸本チャ子)

The post 現代に寄り添う新しい祈りのカタチ。ミニマルな供養箱に新作花立てが登場 first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS - 流行情報&トレンドニュースサイト.

タイトルとURLをコピーしました