広島県尾道市の因島(いんのしま)エリアで毎年恒例の「因島水軍まつり」。2025年は8月31日(日)と9月20日(土)に開催される。
「海まつり」と「島火まつり」で構成される「因島水軍まつり」

「島火まつり」武者行列
因島水軍まつりは、尾道市南部の芸予諸島にある「因島」を中心とした旧因島市のエリアで、毎年開催されているまつり。因島は南北朝から室町・戦国時代にかけて活動した村上水軍の、因島村上氏の拠点だった。その村上水軍の勇姿を再現するまつりだ。
因島水軍まつりは、「海まつり」と「島火まつり」の2部で構成され、それぞれ別の日に開催する。海まつりは、村上水軍の伝令船「小早(こはや)」のレースを中心に開催。島火まつりは、跳楽舞(ちょうらくまい)や大松明練りまわし・因島村上水軍全軍入陣・大筒花火など盛りだくさんの内容だ。
海まつりは8月31日開催!

「海まつり」小早レース
因島水軍まつりの海まつりは、8月31日(日)に開催される。海まつりのメインとなるのが「小早レース」。小早とは、村上水軍が伝令船として使用した木造船。櫂の漕ぎ手14人と舵取りの船頭、太鼓打ちの計16人が小早に乗り、約1kmのコースを漕いで競う。

「海まつり」体験小早
小早レースは一般の部、レディースの部、小学生の部、中学生の部に分かれて実施。各部とも、7月6日より約2か月間懸命に練習しており白熱したレースが展開される。ほかにも、小早船を漕げる「体験小早」や、「水軍まつりマフラータオル」などの因島水軍まつりグッズ販売、飲食ブースなどもあり、世代問わず楽しめる。
島火まつりは9月20日開催!

「島火まつり」跳楽舞はねくらべ
因島水軍まつりの島火まつりは、9月20日(土)に開催される。もともとは島まつり・火まつりは別のまつりだったが、合同開催になり、島火まつりとして開催される。
島火まつりで行われる跳楽舞は、村上水軍が闘いに勝利し、因島に帰るときに「トントコトントコトントントン」と太鼓を打ち鳴らし、島の人々に勝利と無事を知らせ、島の人は音に合わせて飛び跳ねて踊って祝ったことが起源とされる。

「島火まつり」大松明の練りまわし
このほかに因島各町の町民が「因島村上水軍」の甲冑に身を包み、因島村上の陣形を披露する。また2本の大松明が立ち上がり、会場を練りまわす。クライマックスには大筒花火や音楽花火が打ち上がる。海まつり同様に、因島水軍まつりグッズ販売や露店・屋台の出店などもある。
因島水軍まつりで、かつての村上水軍の迫力を体感してみては。

「島火まつり」大筒花火打上
■因島水軍まつり・海まつり
開催日:8月31日(日)
時間:8:15~14:30
会場:因島アメニティ公園しまなみビーチ
住所:広島県尾道市因島大浜町57地先
公式サイト:https://0845.boo.jp/suigun/sea
■因島水軍まつり・島火まつり
開催日:9月20日(土)
時間:16:45~20:50
会場:因島アメニティ公園しまなみビーチ
住所:広島県尾道市因島大浜町57地先
公式サイト:https://0845.boo.jp/suigun/fire
淺野 陽介
取材・インタビューと写真撮影を得意とするライター。広島県東部〜岡山県周辺をメインに、地域密着の取材活動を展開。グルメ、食文化、まちづくり、地元の歴史・地理・文化・経済、観光、神社などの分野を多く取材。
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