杏林大学医学部「統合医療研究部」で活動する学生4名が、「へき地医療見学」に参加

LIFESTYLE

参加学生と舘岩愛輝診療所の山田仁先生(中央)

杏林大学医学部の公認団体「統合医療研究部」で活動する学生4名が、8月6日(水)・7日(木)、福島県南会津町の舘岩愛輝診療所で「へき地医療見学」に臨んだ。

学生たちは外来診療や訪問診療の見学などを通して、へき地医療の現状を学んだ。

今回で11回目の活動となった「へき地医療見学」

診療所からの眺め

冬は雪に覆われる

南会津町の医療機関は7施設(へき地医療支援病院1施設、診療所6施設)で、見学先の舘岩地区には舘岩愛輝診療所しかなく、常駐医師は山田仁医師しかいないという。舘岩愛輝診療所は、最も近い診療所まで自動車で30~40分かかるへき地診療所だ。

外来患者の救急搬送

統合医療研究部の「へき地医療見学」は、岡本博照医学部学内講師(当時)の紹介で2012年から始まり、今回は11回目の活動となった。なお、2020年~2022年は中断された。

現在では「へき地医療見学」を体験した医学生が医師となり、内科、外科、小児科、精神科、救急総合診療科、救急科などの第一線で活躍しているという。

参加した服部虎太郎さんのコメントを紹介

今回「へき地医療見学」に参加した学生の声を紹介しよう。

医学部3年生の服部虎太郎さんは、「限られた人手と設備で、あらゆる症状の患者さんを診ていること、山田先生が住民の一人として、地域の方々と信頼関係を築きながら診療していることが印象的でした。地域の風土や患者さんの暮らしの背景をよく理解することが地域医療に欠かせないことがわかりました」と話しているという。

杏林大学医学部について

杏林大学医学部は1970年4月に三鷹キャンパスに設立され、合わせて付属病院を開設。1975年には付属看護学校、1976年には大学院医学研究科が設置された。

三鷹キャンパスには、医学部の基礎医学研究棟と臨床医学研究棟、講義棟がある。基礎および臨床医学研究棟では、日々最先端の医学・生命科学の研究が行われ、講義棟では、その研究成果に基づいて、医学・生命科学の教育が行われている。

そして、これらの施設に隣接して、医学部付属病院がある。付属病院は、救命救急センターに24時間救急車が出入りし、一日に2,500名余りの外来患者が訪れる、西東京地区の基幹病院の一つとなっているという。

今回で11回目と活動となった「へき地医療見学」は、学生にとって貴重な学びの機会となっただろう。「統合医療研究部」や杏林大学医学部の取り組みに注目していこう。

「第11回 へき地医療見学」詳細:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/news/2262
杏林大学医学部 詳細:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/medicine
杏林大学 公式HP:https://www.kyorin-u.ac.jp

(ソルトピーチ)

The post 杏林大学医学部「統合医療研究部」で活動する学生4名が、「へき地医療見学」に参加 first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS - 流行情報&トレンドニュースサイト.

タイトルとURLをコピーしました