神戸どうぶつ王国で7月に誕生したコビトカバの赤ちゃんの親子展示開始!ライブ配信も

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兵庫県神戸市にある「神戸どうぶつ王国」では、7月9日(水)に誕生したコビトカバの赤ちゃんとお母さんの親子展示を、8月25日(月)より実施している。

絶滅が危惧されている貴重な動物


コビトカバは、ジャイアントパンダ、オカピとともに世界三大珍獣の一つと数えられ、カバの祖先の体型を残している。西アフリカのリベリア、コートジボワール、シエラレオネ、ギニアに生息し、体長は150~170cm、体重は180~270kg。体毛がなく、皮膚が乾燥や紫外線に弱いため、保湿効果や日焼け止めの役割を果たす赤い分泌物を出して皮膚を守る。

コビトカバは、食用のための狩猟や生息地の減少、水質汚染により数が減っており、絶滅危惧種に指定されている。野生での生息数は、西アフリカなどの限られた地域にわずか2,500~3,000頭ほどと推定され、日本国内の動物園・水族館(日本動物園水族館協会加盟園館、2025年3月現在)では、5園館14頭しか飼育されていない。

希少動物の保全と繁殖に取り組む「神戸どうぶつ王国」

「神戸どうぶつ王国」では、2018年にコビトカバの飼育を開始した。今回の赤ちゃん誕生は、2020年からのコビトカバ繁殖の取り組み開始以来初めての繁殖で、種の保存に大きく貢献するものと期待されている。

7月9日出産後の様子

「神戸どうぶつ王国」は、開園以来、希少動物の保全と繁殖に力を注いできた。この活動を通じて、地球上の多様な生命の尊さを伝え、豊かな自然を未来に残すことの重要性を発信し続けている。

体重測定の様子 7月10日6.14kg、9月3日21.36kg

今回のコビトカバの赤ちゃん誕生が、多くの人が動物に興味を持ち、彼らが直面している環境問題や同園の保全活動について知るきっかけになればと考えている。そして今後も、未来へと命をつなぐ架け橋としての役割を果たしていくことを目指している。

赤ちゃんの名前は「ウタ」に決定


コビトカバの赤ちゃんはメスで、名前は「ウタ」。お母さんの「コウメ」とお父さんの「タムタム」から一文字ずつ取って命名された。音楽の「歌」が国境を越えて愛されるように、「ウタ」も世界中の人々から愛され、コビトカバの保護や現状への理解を深めるきっかけとなればとの想いが込められている。

コビトカバの赤ちゃんの観覧方法

コビトカバの赤ちゃん「ウタ」は、10:00~15:00にアフリカの湿地 コビトカバ展示場 左側にて観覧できる。列になり順番に案内するウォークスルー型で、展示場のガラス面から距離を取っての観覧となる。赤ちゃんの居場所によっては見られない場合もある。

コビトカバの赤ちゃん尽くしのInstagram

入水の様子

また、期間限定でコビトカバの赤ちゃん専用のInstagram新アカウントを開設。毎日赤ちゃんのさまざまな様子を写真や動画で投稿している。9月13日(土)からは、9:50~10分間の無言ライブ配信も実施。お母さんの後を追いかけたり、朝からぐっすり寝ていたりと、コビトカバの赤ちゃんの10分間の動きを楽しむことができる。小さなカバの、大きな毎日を覗いてみよう。

絶滅が危惧される希少なコビトカバの赤ちゃんを「神戸どうぶつ王国」で観覧したり、Instagramのライブ配信でチェックしてみては。

コビトカバの赤ちゃん公式Instagram:https://www.instagram.com/kobe_kobitokaba

■神戸どうぶつ王国
住所:兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
HP:https://www.kobe-oukoku.com

※Instagramでのライブ配信は、電波状況など、急遽中止や予定の変更を行う場合がある。
※動物の体調などにより、やむを得ず予定なく展示が変更・中止になる場合がある。

(山本えり)

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