
ポッカサッポロフード&ビバレッジ 代表取締役社長の佐藤雅志氏(左)、LEMONITY 代表取締役社長の鈴木貴博氏(中央)、西本Wismettacホールディングス 取締役社長執行役員COOの新開裕之氏(右)
西本Wismettacホールディングスは、静岡県静岡市の鈴生、愛知県名古屋市のポッカサッポロフード&ビバレッジと共に、9月3日(水)に国産レモンの生産振興を目指す農業法人「LEMONITY(レモニティ)」を設立した。
100年の歴史を持つ食品開発・海外販売企業
Wismettacは1912年の創業。日本国内のみならず世界の食卓を豊かにするという理念のもと、100年以上の歴史を積み重ね、食の分野においてグローバルに事業基盤を築いてきた。
国際的に“食”のネットワークを構築。アグリ事業では、世界各国から生鮮・冷凍青果物を調達し、国内外の卸売市場、量販店、外食・中食産業、食品メーカー等に販売している。さらにアジア諸国をはじめとした海外に向けて、付加価値の高い日本産青果物の輸出を展開する。
安定したレモンの生産環境を目指し農業法人を設立
Wismettacは輸入青果事業において、レモン・オレンジなどの輸入柑橘類で国内トップクラスの市場シェアを誇る。農業法人であるLEMONITYの設立は、青果販売での顧客とのネットワークや提案力を活かすのが目的。国産レモン調達強化のための産地形成を加速させ、商品群の拡充と安定供給を実現し、取引先・顧客のニーズに応える。
LEMONITYは、広島県江田島市と静岡県磐田市を中心に、レモンの産地拡大を進める。機械化など新たな栽培体系を導入し、レモンの新たな持続可能な生産モデルを構築。安定したレモンの生産環境を地域と共に築いていくとのことだ。
生産は10haから始め、10年後に100haへ生産面積を広げていくことを目標に掲げる。収穫したレモンは、Wismettacおよびポッカサッポロを通じて販売。同事業を通じ、世界に誇れるバリューチェーン一体型果樹モデルを確立し、持続可能な農業の実現を目指す。
3社が三位一体でレモンの生産振興に取り組む
社名は「LEMON」と三位一体を意味する「TRINITY」の造語。共同出資3社が一丸となり、レモンの生産振興に取り組む思いを表している。コーポレートアイデンティティでは、レモンが三つに分かれたサークルがTRINITYを表しており、サークルは、地域や農業などのステークホルダーと連携して循環していく意味を示している。
LEMONITYの今後のレモン栽培・販売の取り組みに注目してみよう。
LEMONITY(レモニティ):https://www.wismettac.com/ja/index.html
(淺野 陽介)
The post 国産レモンの生産振興を目指す静岡市の農業法人「LEMONITY」が発足! first appeared on ストレートプレス:STRAIGHT PRESS - 流行情報&トレンドニュースサイト.