紙袋用取っ手の国内トップメーカーの松浦産業が、香川県のローカル鉄道・高松琴平電気鉄道(ことでん)の人気車両「黄色い電車(1080系)」をモチーフにしたトレインウォーター「ことでん水」 を新発売した。
ことでん水、誕生の背景
ことでんには、京急・京王・名古屋市営地下鉄など、大手私鉄から譲渡された多彩な車両が集まっている。役目を終えた車両が、香川の地で“第二の人生”を走り続ける姿から、鉄道ファンからは「動く博物館」と呼ばれてきた。
一方、地元に暮らす人には日常過ぎて、あまり意識されていない。「ことでん水」は、鉄道ファンはもちろん、地元の人が改めてことでんに目を向ける機会になればと企画された。
トレイインウォーター、ことでん水
「ことでん水」は、「黄色い電車」として親しまれることでん1080系(奇数側先頭車「1085」)をモデルに制作されたトレインウォーター。「ことでん」と公式キャラクター「ことちゃん」とのWライセンスが実現した商品で、価格はことでんでGO!GO!GO!の555円(税込)。ことちゃんの誕生日である8月8日(金)から香川県内の四国ショップ88、高松空港おさかなショップ、道の駅滝宮、ナカノヤなどで先行発売(販売店は順次拡大)。9月から松浦産業オンラインショップにて全国販売が開始された。また、11月3日(祝・月)に開催のイベント「ことでん電車まつり」瓦町FLAG会場でも販売される。
「くるり」の「コトコトことでん」
「ことでん水」には、ロックバンド・くるりが書き下ろした楽曲「コトコトことでん」(YouTube)に繋がるQRコードをデザイン。「コトコトことでん」は2011年、くるりがことでん100周年を記念して書き下ろした楽曲で、現在、瓦町駅の発車メロディとして親しまれている。
高松琴平電気鉄道とことちゃんからメッセージ
「ことでん水」の誕生にあたって、様々なメッセージが寄せられている。高松琴平電気鉄道管理本部総務部の植野直樹氏は、「都市部から香川へと渡り、第二の人生として地域のみなさまの足となり走り続けている車両を、この商品をきっかけに知っていただき、香川県、ことでんへお越しいただくきかっけとなれば幸いです。旅のお土産や鉄道ファンのコレクションとして、ぜひ手に取ってみてください。」と語っている。
ことちゃんは、「ことでんのマスコットキャラクターとして、ことでん、香川県をPRする役割を担っているぼくにとって、この“電車ボトル”に登場できたことはとても光栄です。ことみ(妻)、ことの(娘)もいるので探してみてください。香川県やことでんを、もっとたくさんの人に知ってもらえるとうれしいです。Xでイベント情報などをつぶやいていますので、ぜひフォローしてチェックしてくださいことこと。」とのこと。
「ことでん水」への思い
松浦産業の副社長・松浦英樹氏は「香川県のことでんには、かつて京急・京王・名古屋市営地下鉄など都市部で活躍した電車が譲渡され、姿を変えて“第二の人生”を毎日走り続けています。鉄道に詳しい方には知られた存在ですが、地元では日常の風景に溶け込み、その価値が意識されることは多くありません。仕事で東京や地方を行き来する中で、“当たり前の風景”の価値を地元の人が十分に理解していないのでは、と感じることもありました。良いコンテンツがあるのに、まだわれわれが生かし切れていない――そんな思いがこの企画の背景にあります。弊社も地方の中小企業として原料高騰など厳しい時代の波を感じながら踏ん張っていますが、私自身50歳を過ぎて“第二の人生”に思いを寄せることが増えました。外に目を向けるばかりでなく、好奇心や関心が地元へと戻ってきていることも実感しています。そうした中で実現した今回の「ことでん水」を通じ、厳しい状況でも楽しく一緒に乗り越えていけるようなメッセージを届けたいと思っています。そして香川の魅力を知っていただいたり、足を運んでいただくきっかけになればうれしいです。
今後もこれまで培った経験やネットワーク、自社の事業特性を活かしながら、地域活性化に少しでも貢献できるよう取り組んでいきたいと考えています。」と想いを語っている。

未来ISSEY代表理事 吉田ゆかり氏と松浦英樹氏
また、松浦産業は「ことでん水」を未来ISSEYが実施する長期入院中の子どもとその家族を励ます取組「エールバッグ」に寄贈した。
「黄色い電車」をモチーフとした「ことでん水」、電車ファンならずとも要チェックだ。
松浦産業オンラインショップ:https://shop.matsuura-sangyo.co.jp/products
松浦産業 楽天市場店:https://www.rakuten.co.jp/toilet-sticker
ことちゃん公式X:https://x.com/irucakoto
(熊田明日良)
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