
紅葉深まるアサヒグループ大山崎山荘美術館本館(2023年11月下旬頃撮影)
京都府大山崎町、天王山の南麓に建つ「アサヒグループ大山崎山荘美術館」では、9月20日(土)~12月7日(日)の期間、企画展「美術館で大航海!~コレクションをたどって世界一周~」を開催している。
約5500坪の広大な庭園に囲まれた同美術館は、四季折々の植物を楽しむことができる場所。例年11月中旬~12月上旬は、紅葉の見ごろ時期であり、同企画展とともに美しい紅葉も楽しめる。
アサヒグループ大山崎山荘美術館について


「アサヒグループ大山崎山荘美術館」は、関西の実業家・加賀正太郎氏(1888-1954)の別荘として大正から昭和にかけ建設された英国風山荘の本館「大山崎山荘」と、建築家・安藤忠雄氏設計の「地中の宝石箱」(地中館)・「夢の箱」(山手館)、その他の建物から構成されている。
同美術館は、「大山崎山荘」の保存再生・活用を目指し1996年に開館。築100 年以上の建築物や美しい庭園が大山崎の景観と一体となった、特別な空間での作品鑑賞を大切にしている。

ポール・シニャック『ヴェネツィア』1908年(同館蔵)

『イギリス スリップウェア鳥紋鉢』1769年(同館蔵)
館内では、朝日麦酒(現アサヒグループホールディングス)初代社長・山本爲三郎氏が支援した民藝運動にまつわる作品などを鑑賞できる。

「地中の宝石箱」(地中館)展示室に向かう階段

円柱型の展示空間に並ぶクロード・モネ『睡蓮』連作 ※展示作品は展覧会によって異なる
展示室「地中の宝石箱」(地中館)では、クロード・モネ『睡蓮』連作を常設展示している。
100作品以上を鑑賞できる企画展!特製スイーツも

2026年で開館30周年を迎える「アサヒグループ大山崎山荘美術館」では、古今東西、さまざまな時代と地域の作品を所蔵している。
「美術館で大航海!~コレクションをたどって世界一周~」では、日本、朝鮮、中国、中近東、東欧、西欧、アメリカ……初出品作を含め100件を超える作品を一挙に大公開。コレクションの大海原へ向かって、時空を超えた旅行に出かけよう。


また、喫茶室では、「リーガロイヤルホテル京都」協力のもと、同企画展にちなんだ特製スイーツも用意。セイロンの茶葉を使用した香り高い紅茶のロールケーキ「お茶会への招待」や、中近東で伝統的なお菓子「バスブーサ」をベースに日本人にも食べやすいようアレンジした「アラビヤからの風」などを味わえる。
紅葉が美しい大山崎山荘の景色

本館へつづく流水門も秋の景色に(2023年11月下旬頃撮影)

「地中の宝石箱」(地中館)とモミジ(2023年11月下旬頃撮影)
紅葉の時期には、同館の庭園の池や登録有形文化財の建物を木々が彩る。庭園には多くのモミジが植えられており、晩秋には燃えるようなモミジの赤色と、イチョウの黄色のハーモニーが一帯を埋めつくす。自然と名建築の融合も見どころだ。

2023年11月下旬頃撮影
本館2階の喫茶室には、室内席とテラス席があり、テラスからは雄大な眺望を楽しめる。対岸を望むと男山がそびえ、遠くは京都南部から奈良の山々を見ることができる。
都会の喧騒を離れ、静寂の秋に染まる「アサヒグループ大山崎山荘美術館」で、芸術と紅葉を楽しんでみては。
■美術館で大航海!~コレクションをたどって世界一周~
会期:9月20日(土)~12月7日(日)
時間:10:00~17:00 ※最終入館は16:30まで
場所:アサヒグループ大山崎山荘美術館
住所:京都府乙訓郡大山崎町銭原5−3
休館日:月曜日(ただし10月13日、11月3日、11月24日、12月1日は開館)、10月14日(火)、11月4日(火)
入館料:一般1,300円(1,200円)、高大生700円(600円)、中学生以下無料、障がい者手帳・ミライロIDを持っている人は500円で付添者1名まで無料
※()内は20名以上の団体の場合
※価格は全て税込
詳細:https://www.asahigroup-oyamazaki.com/exhibition/aroundtheworld
(Higuchi)
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