
介護タクシー・民間救急の予約コールセンター「ケアモビ」を運営するレジオンは、T-LIFEホールディングスと業務提携を開始した。
「ケアモビ」の安心・安全な移動サービス


介護タクシーは、資格保有者が乗降をサポートし、車椅子やストレッチャーのまま乗車可能。民間救急車には、車内に医療用酸素やAEDなど医療処置を行なうための機器が用意されており、医師や看護師が同乗して搬送を行うことも可能だ。
「ケアモビ」は、車椅子での旅行を中心とし、終末期の患者と家族の思い出旅行など幅広く対応。海外からの旅行者のカスタマイズ旅行にも対応している。
誰もが不安なく旅行へ行ける体制を整える
今回の業務提携を機に、「ケアモビ」の安全な移動サービスと、T-LIFEホールディングスの介護に特化した旅行企画を連携し、要介護者・障がい者及びハンディキャップを持った旅行者が不安なく全国へ旅行に行ける体制を確立していく。

レジオンの代表者・森和平氏は、「我々は、旅行へ行くという非日常体験が、心に『わくわく』や『感動』をもたらし、日々の活力や充実した生活につながると考えておりますが、要介護者及び障がい者・ハンディキャップを持った方が移動手段や介助体制の不安から旅行を諦めてしまうケースも少なくないのが現状です。
当社が介護タクシー・民間救急の配車ネットを全国に拡大した事で、要介護者の移動手段や介助体制に対する不安を解決し、安心して快適な旅行を実現すべく努めてまいります(一部抜粋)」とコメントしている。
業務提携の背景
現在、有料老人ホームは全国17,327か所・入居数546,190人(*1)、特別支援学校は全国1178校・生徒数151,362人(*2)となっており、100歳人口は2050年には50万人(*3)になると予想されている。
施設の団体旅行やレクリエーション、特別支援学校の修学旅行や遠足だけでなく、個人旅行も含めると、要介護者や体が不自由な人向けの外出支援の需要が急激に増加すると見込まれている。
しかし、施設や学校から依頼を受ける旅行代理店は、どこの介護タクシー業者に依頼をすればよいか分からず提案の選択肢が広がらないという課題があるそう。
また、個人ユーザへは病院の送迎に利用する介護タクシーの様々な利用方法が周知されておらず、移動手段や介助体制の不安から旅行を諦めてしまうことも少なくないのだとか。
こういった状況を背景に、今回の業務提携に至った。
レジオンの実績と今後の展望
レジオンはこれまで、自社車両による介護タクシー・民間救急車分野で25年間150万件以上の配車を行ってきた。
昨年コールセンター「ケアモビ」を展開し、全国規模で介護タクシー・民間救急車の配車ネットを実現することにより、介護タクシーによる移動難民0を目指している。
同サービスはビッグホリデーとの協業を開始し、全国6,000店舗の旅行代理店から介護旅行の相談を受けることができる体制を整えており、全国のパートナー事業者と順次契約し、100台以上の提携車両を有している。
引き続きパートナー事業者を増やし、3年で300台、10年で1,000台となる日本一の介護タクシー・ネットを実現したいと考えている。
介護タクシー配車実績と、旅行会社の“企画力”により、要介護者の「非日常体験」の実現を全力サポートする両社の取り組みに注目したい。
レジオン HP:http://fukushinomori.co.jp/
「ケアモビ」HP:https://caremobi.jp/
T-LIFEホールディングス HP:https://www.t-life.co.jp/
*1 厚生労働省「R4社会福祉施設等調査の概況」
*2 厚生労働省「R5特別支援教育資料」
*3 厚生労働省「R4百歳プレスリリース」
(Higuchi)
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