【千葉県千葉市】デジタル千切り絵で届ける!孤独を感じる子どもたちへ「居場所」がテーマの個展を開催

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黒猫と冒険に出よう

アルティキッズジャパンは、「居場所」をテーマにした個展「くろねこと いっしょに せかいのたびへ展-心の居場所を探して-」を千葉市民ギャラリーいなげで初開催する。

不登校の子どもたちに「居場所」を伝える個展を開催

居場所をみつけた

文科省の最新調査では、不登校の小中学生は35万人と過去最多。SNSやAIの普及とともに、子どもたちが孤立や不安を抱えやすい時代となっている。

同社代表であり作家のHIDERU(田中英明)氏は、友達をつくることが苦手で孤独だった自身の子ども時代の実体験と重なり、何かできないだろうかと考えていた。

学校に居場所がない、孤独を感じているという子どもたちに「好きなことが世界を広げてくれる」「ひとりじゃない」と伝えたい。その思いで、同氏の故郷である千葉市で個展を初めて開催する。

作品の特徴は温かく鮮かな色彩の「デジタル千切り絵」


作品の特徴は独自手法の「デジタル千切り絵」。和紙を使った「千切り絵」という原始的な方法で作った動物や建物などの断片を、PCで一枚の絵に再構成。

それをスキャンしてPCで画面構成したものを紙に出力し、さらにアクリル絵の具、金箔、ラメを重ねていく。アナログの良さとデジタルの良さが融合した独自の手法で、温かく鮮かな色彩が特徴だ。

今回の個展は入場無料で、展示点数は約20点(新作・旧作含む)と手作り絵本。画材は、アクリル絵の具、金箔、ラメ、ガラス絵の具を使用している。

作家在廊日は11月24日(月)・29日(土)・30日(日)。作家本人へのインタビューや、展示作品の搬入・セッティング中の撮影取材も可能だ。

作家は千葉市出身のHIDERU(田中英明)氏


作家のHIDERU(田中英明)氏は1968年生まれ、千葉市出身。千葉市立稲毛高校出身、多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。

絵画、彫刻、映像、インスタレーション作品を制作し、現在、東京・中目黒にて子供達のためのアート教室を主宰している。自由が溢れる創造性、自己肯定感が向上するアート教室を構えている。

「開催の背景と作品の特徴」に関する作家のコメント


同氏は開催の背景について、以下の通り語っている。

「普段、私自身は東京・中目黒で子ども達が自分で考え表現することの楽しさや非認知能力を伸ばすアート教室を主宰しています。中には、不登校のお子さんがいたり、通園したくない、と話す子もいます。

そして、文部科学省の最新調査では、不登校の小中学生は35万人(過去最多)。千葉県でも中学生の約6%が学校に通えない状況です。

私自身子どもの頃、友達の輪に入ることが苦手で、誰とも話さず教室の片隅で絵を描いていました。その静けさの中で、“世界とつながる方法”を見つけていった経験をしました。

好きなことを通して世界がひらけていったことを、今度は子どもたちや大人たちに『きみもひとりじゃないよ、居場所があるんだ』と伝えたくて、この展覧会を開きます。」

また、作品の特徴については以下のように話している。

「AI化がどんどん加速し、すぐに手に入るものばかり取り上げられる現代の世の中で、手作業の良さが今こそ必要な時代になりました。

デジタルとアナログを融合した独自技法で表現する作品の温かみ、安らぎ、脆さ、儚さ、わびさび、そういったものを感じて、ゆっくりとした時間の流れを、今あらためて体感してほしいです。

ひとりぼっちだった黒ねこが世界を感じ仲間を広げる作品を通し、見た人の『心の旅』が生まれることを願っています。」

アートに興味のある人、不登校の子どもを持つ保護者などは、「くろねこと いっしょに せかいのたびへ展-心の居場所を探して-」を訪れよう。

■くろねこと いっしょに せかいのたびへ展-心の居場所を探して-概要
会期:11月24日(月)~30日(日)※25日(火)は休館日
時間:9:00~17:00※初日24日(月)は13:00から。最終日30日(日)は16:00まで
会場:千葉市民ギャラリーいなげ 第2展示室
住所:千葉県千葉市稲毛区稲毛1-8-35

アルティキッズジャパン公式サイト:https://artikids.net

(佐藤 ひより)

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