明和町の観光地域づくりを推進する明和観光商社は、地域の歴史文化や神社の魅力を再発見する取り組みとして、町内の5社をめぐる「御朱印スタンプラリー」を初開催する。
4月5日(土)より第1期がスタートし、5月1日(木)より第2期をスタートする予定だ。
「御朱印スタンプラリー」概要
「御朱印スタンプラリー」の対象となるのは、宇爾櫻神社(うにさくらじんじゃ)・竹神社・麻續神社(おおみじんじゃ)・畠田神社(はたけだじんじゃ)・竹大與杼神社(たけおおよどじんじゃ)の5社。5月からは明星神社も参画予定だ。
参加者は、スマートフォンアプリ「SpotTour」を使って各神社を巡り、スタンプを集める。期間中であれば1日でまわらなくても良い。スタンプラリー達成後、竹神社社務所にて、参拝した神社の御朱印がもらえる。御朱印は書き置きなので、自身で御朱印帳に貼ろう。
スタンプラリーへの参加は無料だが、御朱印の授与には初穂料として各500円が必要。各御朱印の初穂料は、各神社に納められる。
対象神社の紹介
竹神社は、明治44年(1911年)、旧斎宮村にあった25社の神を合祀して誕生した神社。元は竹川の古里にあったが、明治時代に野々宮が祀られていた現在の場所に移動した。周辺からは平安時代の大規模な塀列や掘立柱建物の跡が発掘されたため、斎王の御殿があった場所ではないかといわれている。また、謡曲「絵馬」にちなんだ絵馬殿にあった絵馬が、現在この神社に保管されている。
宇爾櫻神社は、延喜式にも名を残す由緒ある神社で、平安時代には斎宮の祈念祭にも関わっていたそう。竹林と紫陽花に囲まれた高台に鎮座し、7月の例祭「天王祭」では、「羯鼓踊り」が奉納され、県内外から多くの参拝者で賑わう。
麻續神社は、斎宮跡の北、田園に囲まれた地に鎮座する古社。近くには斎王が禊を行ったとされる祓川が静かに流れ、地域の自然とともに歴史を感じられる。明治期に村内の六社を合祀し、現在の社名となった。
畠田神社は、『延喜式神名帳』にその名が記される古社。『倭姫命世記』には、命が佐々牟江巡行の折に真名鶴が飛来して稲穂を咥える様子を見て「八握穂社ヲ祀ル」とあることから、この地域が神嘗祭の発祥地とも伝えられている。
竹大與杼神社は、倭姫命の航海の無事を喜び創建されたと伝わる神話由来の古社。明治以降、多くの神社を合祀し現在の社名となった。8月に行われる祇園祭では山車巡行や花火大会が行われ、江戸から続く町の祈りを今に伝える。
実施背景
近年、神社の多くは氏子の減少や担い手不足といった課題を抱えている。特に小規模な神社では、定期的な御朱印頒布や情報発信が難しい状況もあるのだそう。
そこで、今回の取り組みでは、明和観光商社が情報発信を担い、参加神社が連携して御朱印の頒布を竹神社で一括して行う仕組みを整えた。
また、参拝の動線を町内に生み出すことで、各地区に受け継がれてきた歴史や文化に、あらためて目を向けるきっかけにもつなげていく。
これにより、神社側の負担を軽減しながら、神社に根づく地域の信仰や伝統、記憶を受け継いでいくことを目指している。
明和観光商社について
明和観光商社は、明和町のの観光資源や地域資源をより効果的に連携させた観光施策を推進する中心的存在として、観光地域づくりや、ふるさと納税支援などに取り組む、観光庁に登録されている地域DMO&地域商社。
神宮ゲートウェイプロジェクトとして観光客の誘致に取り組み、伊勢街道の賑わいづくりや神社を軸にした地域の活性化、子どもたちの郷土愛育成にも力を入れている。
これらの取り組みにより、国史跡斎宮跡や擬革紙、御糸織をはじめとした文化財の保全と活用を目指す。そして、地域の歴史・文化を次世代に繋げ、住民の暮らしが豊かなものにえなるよう、地域一体となった観光地域づくりの推進を目指している。
「御朱印スタンプラリー」に参加し、明和町の歴史や文化に触れてみては。
■明和町の神社を巡るスタンプラリー
開始時期:第1期4月5日(土)〜スタート/第2期5月1日(木)〜(予定)
対象神社:宇爾櫻神社/竹神社/麻續神社/畠田神社/竹大與杼神社 ※5月からは明星神社も参画予定
初穂料:各500円
竹神社社務所開所時間:土日10時~15時/満月の日は10時~19時
「spot tour」ダウンロード:https://app.spottour.jp/r9tzmQwC2qpMRSUR9
(Higuchi)
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