
古着回収ブース。団体名入りテーブルクロスも古着から作られている。
テキスタイルサーキュラーネットワーク(TC-Net)は、東京都三鷹市と連携し、今年7月より、使用済み衣料品を原料として繊維へ戻す「繊維to繊維リサイクル」の実証実験を開始した。
その取り組みの一環として、11月16日(日)に開催された「第13回ふじみまつり」で、市民参加型のワンデー古着回収を初実施。家庭から持参された衣類が次々と集まり、多くの市民が参加したという。
実施体制は、三鷹市が行政広報・会場提供、テキスタイルサーキュラーネットワークが企画統括・ブース運営・アンケート・レポート作成。もっかいトラストは、回収・保管・出荷を担当した。
小さな子ども連れの家庭も多数参加
国内では年間約78万トンの衣料品が廃棄され、多くが焼却処分されているという。
三鷹市においても、家庭から手放される衣類の多くが可燃ごみとして排出されているのが現状。こうした課題に対し、三鷹市とTC-Netは地域の生活圏における「繊維to繊維リサイクル」の社会実装に挑戦している。
「第13回ふじみまつり」で行われたワンデー古着回収の様子を紹介しよう。当日は、古着回収ブースが登場。家庭から持参された衣類が次々と回収BOXへ入れられた。

のぼり旗による可視化を実施。「古着回収中」ののぼりが目印だ。

回収協力者にはアップサイクルコースターがプレゼントされた。小さな子ども連れの家庭も多数参加した。

なお、繊維to繊維対応の専用ボックスも、繊維素材を用いて製造されている。

回収された衣料品(イベント終了時点)
「第13回ふじみまつり」でのワンデー古着回収の持ち込み者は88件、持ち込み重量218kg。市民の関心の高さを示す大量の衣料品が集積された。


さらに、市内常設BOXのチラシを手渡し、翌日からの行動変容につなげた。
常設回収ボックスの情報をチェック
7月より、市内3ヶ所に常設回収ボックスが設置されている。

設置場所は、三鷹市役所第二庁舎(ごみ対策課)と、

リサイクル市民工房。そして、消費者活動センターだ。
テキスタイルサーキュラーネットワークについて
2022年4月に設立された、大阪府泉大津市にあるテキスタイルサーキュラーネットワークは、繊維リサイクルの社会実装を目的とし、自治体・企業・市民の連携モデルを構築する団体。日本の繊維循環インフラ構築を目指し、幅広い地域で繊維to繊維回収の導入を支援している。
この機会に、「第13回ふじみまつり」で市民参加型のワンデー古着回収を実施したテキスタイルサーキュラーネットワークの取り組みについてチェックしてみては。
■常設回収ボックス
・三鷹市役所第二庁舎(ごみ対策課)
住所:東京都三鷹市野崎1-1-1
・リサイクル市民工房
住所:東京都三鷹市深大寺2-16-13
・消費者活動センター
住所:東京都三鷹市下連雀3-22-7
テキスタイルサーキュラーネットワーク 公式HP:https://textile-c-n.com
(ソルトピーチ)
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