ハニーコミュニケーションズは、エシカルでお洒落なアイテムでネパールの雇用創出と自立支援を目指すべく、「ハンドメイドリーフプレート(HAND MADE LEAF PLATE)」を新発売。
同商品は、2月5日(水)より、オンラインショップ「14select」やエシカルセレクトショップ「SEPLUMO(セプルモ) ハラカド店」で購入できる。
自然から生まれ自然に還る器
「ハンドメイドリーフプレート」は、ネパールの聖なる森で太陽と風に育まれたサラの木の葉のみを原材料とする器。
天然の葉を使用しているため、全て模様が異なる。
同商品は、村の女性たちが一つずつ手作りしている。
農薬やプラスチックなどを一切使用せず、自然素材のみで作られた、自然から生まれ自然に還る大地の器だ。
サイズは全部で6種類で、いずれも6枚セットでの販売。直径7.5cmの商品は780円(税込)、直径11㎝は900円(税込)、直径13.5㎝は1,100円(税込)、直径15.5㎝は1,320円(税込)、直径20.5cmは1,680円(税込)、直径23cmは1,980円(税込)だ。
同商品の売上は、ネパールの村の女性たちに届けられ、この活動は日本の支援によって運営されている。ネパールでは、一般的に結婚式や屋台などの食器として使われるリーフプレートだが、商品は雑貨としての販売となるので、食品用としては利用できない。
ネパールにおける課題
ネパールにおけるカーストは、1960年代には廃止されているが、その影響は根強く残っているそう。元々が債務労働者のため土地を所有していなかったり、資産がないなどの理由で農業支援もできなかったり、村の男性の多くが海外などに安い賃金での労働者として出稼ぎにでているとった課題があるという。
そのため、村に残された女性たちができる仕事を創出する必要性と、設備や仕入れの費用を最低限に抑えた産業でなればならないなど多くの課題があった。
ハニーコミュニケーションズの取り組み
ハニーコミュニケーションズは、プロ登山家・竹内洋岳氏のマネジメントを行ってきた。
同氏はネパールでの支援活動を行う中で、何代にもわたり債務労働を行ってきた歴史や、元々カースト最下層の出自で不可触賤民として僅かな賃金しか得られず、自立的な生活を送ることが困難な状況となっている人々が多くいることを知る。そのため、自立支援の一環として、生まれたアイディアをもとに商品化し販売に至ったのが「ハンドメイドリーフプレート」だ。
同社は、ネパールにおける課題を解決すべく、製品化に必要な機材を導入するとともに、村の女性たちに商品の作り方を教え、より多くの雇用を創出し、出稼ぎなどで家族が離散せずに済むような労働環境づくりを目的にサポートを行っている。
プロ登山家・竹内洋岳氏
竹内洋岳氏は、1995年のマカルー(8463m)登頂を皮切りに、1996年には、エベレスト(8848m)とK2(8611m)の連続登頂に成功。アルパインスタイルも積極的に取り入れた速攻登山で、8000m峰に挑み続け、2012年5月26日(土)に14座目となるダウラギリ(8167m)登頂に成功。8000m峰14座完全登頂を果たした。
2月現在は、未踏峰への挑戦を続ける傍ら、登山経験を生かして野外教室や防災啓発などの社会貢献活動にも取り組む。著書に『下山の哲学──登るために下る』『標高8000メートルを生き抜く 登山の哲学』『頂きへ、そしてその先へ』などがある。
ネパールの雇用創出と自立支援につながる「ハンドメイドリーフプレート」を手にしてみては。
■SEPLUMO ハラカド店
住所:東京都渋谷区神宮前六丁目31番21号 東急プラザ原宿「ハラカド」2階
営業時間:11:00~21:00
オンラインショップ「14select」:https://14select.com
(Higuchi)