園芸植物の育種開発から生産、販売、庭園の運営を事業とする三重県の総合園芸企業「赤塚植物園」は、しだれ梅の研究栽培農園である「鈴鹿の森庭園」の一般公開を、2月15日(土)より開始する。
八重咲きで淡紅色の「呉服(くれは)しだれ」を中心に、約200本の梅の名木が鈴鹿山脈を借景として咲き誇り、春の訪れを感じられるだろう。
人気の夜間ライトアップ
「鈴鹿の森庭園」は、日本伝統のしだれ梅の剪定技術である「仕立て技術」の存続と継承を目的としており、職人が一本一本を丁寧に剪定。
樹齢100年以上で日本最古と考えられる呉服しだれ「天の龍」「地の龍」をはじめ、匠の技によって仕立てられた名木ばかりを揃えている。
また、見頃の時期には夜間ライトアップも実施。
黄昏の山の稜線を望みながら、あるいは漆黒の闇に包まれ、シャンデリアのように照らし出されたしだれ梅の幽玄な世界は、同園でしか味わえない感動の絶景として人気を集めている。
見頃終盤には、職人による剪定作業の実演も
今年は3月上旬~中旬にかけ、呉服しだれの見頃が始まると予想されている。花びらが散り始めて以降も、ピンクの絨毯のように花びらが積もる姿が楽しめるなど見頃が続く。
また、見頃終盤には、職人による剪定作業の実演(ガイド付き)も予定されている。
毎日SNSにて開花状況を案内
梅の開花時期は、年によって2週間前後ずれることがある。
そのため同園では、来園者に最適な時期に来園してもらうための参考として、毎日InstagramやXのSNSで開花状況を案内している。
「鈴鹿の森庭園」の開園日程は、2月15日(土)~3月下旬予定で、公開期間中は無休。見頃時期のライトアップ実施日は、営業時間が9:00~20:30となり、ライトアップは18:00頃に点灯する。ライトアップを行わない日は16:00に営業を終了となり、最終入園は営業終了時刻の30分前までだ。
入園料は、700円~1,800円。開花状況によって変動し、小学生は大人の半額、未就学児は無料となる。チケットは、WEBチケットWebket(※)で販売予定。チケットの購入は、入園日の前日19:00~当日19:00まで購入可能だ。ライトアップ期間外は、当日の14:30まで購入できる。販売サイトへのリンクは、購入可能時期になると「鈴鹿の森庭園」HP内に表示されるため、チェックしていこう。
フォトコンテストを開催
また、Instagramではフォトコンテストを実施する。フォトコンテストは今年が7回目の実施となり、毎年素晴らしい作品が披露されている。
コンテストの応募方法は、Instagramで同園公式アカウントをフォローの上、ハッシュタグ「#鈴鹿の森庭園フォトコン2025」を付け、同園公式アカウントをタグ付けして投稿しよう。コンテストの受賞特典として、赤塚植物園の総合園芸店アカツカFFCパビリオンの素敵な花や、赤塚植物園オリジナルグッズなどを用意している。
フォトコンテストの詳細については、「鈴鹿の森庭園」の公式サイトを確認しよう。
便利な直行便やWEBチケットも
「鈴鹿の森庭園」の一般公開に向け、三重交通によるJR・近鉄四日市駅からのシャトルバスや、JR東海ツアーズによるJR名古屋駅発の当園直行バスツアーなどが予定されている。ツアー運行日や催行日等の詳細は各社のHPを参照しよう。
見頃時期はライトアップも実施!約200本の梅の名木が立ち並ぶ「鈴鹿の森庭園」の一般公開を、この機会にチェックしてみては。
■研究栽培農園「鈴鹿の森庭園」
住所:三重県鈴鹿市山本町151-2
HP:https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka
Instagram:https://www.instagram.com/suzuka_no_mori
フォトコンテスト詳細:https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/photocon.html
※チケット売り場にて並ぶことなく入園できるWEBチケット。グッドフェローズJTBによる発券システム。
(江崎貴子)