岡山県のカーゴパンツ縫製メーカー「多賀」が、自社ブランドサイトを開設。日本で磨いた縫製技術とカーゴパンツへの情熱を発信する。
多賀について
多賀の物語は、昭和41年、岡山の地で防寒作業着の縫製から始まった。創業当時は「カストロ」と呼ばれる防寒上衣を主に手掛け、その品質で多くの信頼を得た。しかし、日本のものづくりを取り巻く環境が変わり始め、次の一歩を踏み出すことに。昭和45年に法人化し操業を続けたが、大手メーカーの海外生産の動きが出始めた影響から、のちにスポーツウェアの生産へ挑戦。その分野もまた海外移行の影響を受ける。そこで積み重ねた技術と経験を活かし、カジュアルウェアの分野に活路を見出すも、国内での上衣生産が減少し、再び岐路に立たされた。
平成12年、新たな時代の舵取りを任された現代表が選んだのが、パンツ生産への完全シフトだった。当時、多くの縫製工場がジーンズを中心に生産していた三備地域で、多賀は敢えて「カーゴパンツ」というニッチな市場に挑戦。競合が少ない中で独自性を磨き上げ、次第に関西圏や首都圏へと販路を広げることに成功した。
現在、多賀は、主に紳士向けのワークカジュアルやミリタリーカジュアルを中心としたOEM生産を展開。自社製品にも力を注ぎ、岡山デニムを使用した高品質なカーゴパンツをクラウドファンディングで発信するなど、未来のEC販売を見据えた新たな挑戦を続けている。
多賀のものづくりの原点は、「海外で販売されても評価される高品質」を追求すること。その合言葉を胸に、これからも歩み続けるという。
想いやこだわり、カーゴパンツ縫製について発信
長年にわたり培ってきた技術と経験を活かし、素材の選定から裁断、縫製、仕上げまで、すべての工程において妥協することなく、ユーザーに長く愛用してもらえる製品づくりを目指している多賀。このたび、ものづくりに対する想いやこだわり、縫製技術の高さ、そして何よりカーゴパンツ縫製の世界をより多くの人に知ってもらうことを目指し、ブランドサイトを開設した。
サイト内では、熟練の職人による手仕事の様子や、素材への深い理解、そして細部までこだわり抜いた縫製技術について紹介している。
また、カーゴパンツに込められたストーリーや、製品に携わる人々の想いを伝えるコンテンツも用意。これらのコンテンツを通じて、同社が大切にしている「高品質高意匠」へのこだわりや「技術」、そしてユーザーとの「親近感」をより深く感じてもらえればとしている。
クラファンでの高品質カーゴパンツ販売も
多賀は、これからもユーザーに感動と満足を届ける製品づくりに取り組んでいくという。2月26日(水)からは、応援購入サービスMakuakeにて、伝説のグリーンデニムを進化させた高品質カーゴパンツの販売がスタートした。
新オープンしたブランドサイトで、多賀のものづくりに対する想いやこだわり、縫製技術の高さ、カーゴパンツ縫製の世界について触れてみては。
多賀ブランドサイト：https://tagajapan.com
多賀Instagram：https://www.instagram.com/taga_japan_official
(佐藤ゆり)
