富山県富山市の「富山めぐみ製薬」は、2025年に解熱鎮痛薬「ケロリン」発売100周年を迎え、長らく愛用してくれた人々への感謝を込めて、100周年プロジェクトを始動する。
解熱鎮痛薬「ケロリン」と関連グッズを展開
ケロリンは、1925(大正14)年に内外薬品の初代・笹山林蔵氏が、フランスから輸入したアスピリンに桂皮を配合して発売した解熱鎮痛薬。それまでの和漢薬とちがい、「効き目が早い」「よく効く」とたちまち評判になり、全国に普及していった。1963年には、ケロリンの広告媒体として「ケロリン桶」が誕生し、昭和の銭湯文化の象徴になった。
現在は、2018年に事業を開始した「富山めぐみ製薬」が薬の「ケロリン」を製造販売し、ケロリングッズも幅広く展開している。
「ケロリン公式 富山の薬屋さん」がオープン
「富山めぐみ製薬」では、3月の100周年プロジェクト第1弾を皮切りに、これから続々と100周年企画を実施し、ケロリンを身近に感じてもらえる一年にしていく。
今回、100周年プロジェクト第1弾として、公式ECサイト「ケロリン公式 富山の薬屋さん」がオープン。同サイトでは、ケロリンをはじめ、熊膽圓・六神丸・赤玉はら薬など昔ながらの「富山のくすり」を販売する。このほか、「ケロリン桶」をはじめとしたケロリングッズも取り揃えているのでチェックしてみて。
100周年記念書籍『ケロリン百年物語』を出版
また、3月26日(水)には、文藝春秋より100周年記念書籍『ケロリン百年物語』1,430円(税込)を出版する。同書は笹山敬輔氏が監修し、ケロリンを音楽・映画・銭湯など文化史の視点から分析している。萩本欽一氏や堺正章氏をはじめ、各界の著名人・文化人がケロリンについて大いに語っているのも読みどころ。「人生百年時代」に「読むクスリ」の本となっている。
AnimeJapanに「ケロリンファン倶楽部」を出展
ブースイメージ
さらに、3月22日(土)・23日(日)に東京ビッグサイトにて開催される「AnimeJapan 2025」に、薬のケロリンが発売されてから100周年を記念して、「ケロリンファン俱楽部」ブースを出展する。さまざまな作品とのコラボケロリン桶を展示し、販売も行う。東3ホールの黄色いブースが目印なので、訪れてみよう。
発売100周年を迎えた「ケロリン」のさまざまな企画を通じて、ケロリンを身近に感じてみては。
ケロリン100周年記念サイト：https://www.kerorin.com/100th
ケロリン公式 富山の薬屋さん：https://kerorin.jp
(山本えり)
