
WeDroneU 2018
フランス本土最北端の都市・ダンケルクは、「2025年大阪・関西万博」の「フランス館」に5月16日(金)~31日(土)の期間出展する。
ダンケルクとその港は、「持続可能な都市と港湾」と題された約2週間のテーマ体系にて、ダンケルク市と地元の関係機関(ダンケルク都市共同体、ダンケルク港、エコシステムD、観光局、コンベンションセンター)と協働して、パビリオン内でダンケルクを紹介する展示を行う。
「フランス館」でダンケルクの魅力を体感
4月13日(日)~10月13日(月)に開催される「2025年大阪・関西万博」は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、3つのサブテーマ「いのちを救う」「いのちに力を与える」「いのちをつなぐ」で構成される。161カ国以上が参加し、2800万人の来場者が見込まれている。
フランスのイノベーションとノウハウを紹介することを目的とする「フランス館」は、日本館と万博メインエントランスに近い「Empowering lives(いのちに力を与える)」ゾーンに位置する。

Dunkerque-Port
5月17日(土)・18日(日)に「フランス館」内に登場するダンケルクのスペースでは、フランス風のエレガントな雰囲気のなか、3Dジオラマやインタラクティブな体験を通して、ダンケルクの食、風景、伝統などの観光コンテンツを楽しめる。

Dunkerque-Port
また、5月16日(金)には、ダンケルクの産業と経済に焦点を当てたカンファレンスを開催。国内外の専門家が参加し、ダンケルクの脱炭素化戦略やその経済発展にハイライトを当てる。
持続可能なエネルギー開発のパイオニア

JLBurnod
ダンケルク都市共同体(CUD)は、フランス本土最北端であるオー=ド=フランス地域圏のノール県に位置する地方自治体共同体組織。ベルギー国境から10キロの地点に位置し、ル・アーヴルとマルセイユに次ぐフランス第3の港湾都市として知られている。現在は、17のコミューンから構成され、住民は20万人ほどの都市だ。

Communauté Urbaine de Dunkerque
戦後は、鉄鋼、食品加工、製油、造船、化学工業などが盛んな工業都市として発展。臨海部には、輸入鉄鉱石を利用した大規模な製鉄地帯が発達し、鉄鋼や重化学工業においてはフランスの一翼を担うほどになった。こうした工業地域である一方で、環境との共存にいち早く取り組み、欧州の主要なエネルギーのプラットフォームとして注目されている。

Communauté Urbaine de Dunkerque
「持続可能な交通」「再生可能エネルギー」「脱炭素化」といった改革の柱を掲げ、持続可能な産業開発の先駆的地域としての地位を確立している。

Communauté Urbaine de Dunkerque
ダンケルクは、無料市内バスを導入したヨーロッパ最大の都市圏。“駐車場のない工場”というコンセプトで、自宅から勤務先の移動手段を改革するなど、スマートシティの実現において、環境に配慮したインフラ整備に注力し、公共交通機関の電動化やエネルギー効率の高い建築物の導入を進めている。

Ecosystème D
また、洋上風力発電とグリーン水素製造プロジェクトを開発。グリーン産業化と循環型経済によるCO₂排出量の削減も推進している。さらに、海洋廃棄物の削減と生物多様性の促進への取り組みを通じて海洋生態系を保護するリーダーでもある。
ダンケルクの名物や観光地

Le Merveilleux Vaucamps ©DFDS
ダンケルクは、海の恵みを活かした新鮮なシーフードを中心に、地域特有の風味豊かな料理が楽しめる美食の街。

Gaufres traditonnelles ©Le Merveilleux Vaucamps
また、ベルギーに近いことから、フランス料理とベルギー料理の影響を受けた独特の食文化も発展している。

Communauté Urbaine de Dunkerque
「ニシンの燻製」などの海産物のほか、

Doigt de Jean Bart
有名パティスリー「オー ドワ ド ジャン・バール」が手がけるチョコレート菓子「ドワ ド ジャン・バール(doigt de Jean Bart)」などが特産だ。
また、2017年公開のクリストファー・ノーラン監督作品『ダンケルク』の舞台としても知られ、第二次世界大戦時の西部戦線において、ドイツ軍と戦うフランス・イギリス連合軍が最後に抵抗を試みた地でもある。

JF Sabiaux
さらに、マロ=レ=バン ビーチをはじめとするダンケルクのビーチは、美しい自然の景観や歴史的背景、アクティビティが融合した魅力的なスポット。

Office de Tourisme de Dunkerque
ビーチ沿いは遊歩道や自転車道が整備されており、美しい絶景とともに散策を楽しめる。地元の新鮮なシーフードやスナックを楽しめる屋台やカフェが並ぶビーチマーケットとグルメも魅力の一つだ。
フランスで最もサスティナブルな街・ダンケルクを、「2025年大阪・関西万博」の「フランス館」で体験してみては。
フランス館サイト:https://www.franceosaka2025.fr
(鈴木 京)
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