京都生まれ京都育ちのライターが、京都の観光情報をお届け!今回ご紹介するのは、嵯峨野トロッコ列車。歴史ある保津川渓谷の絶景と共に、四季折々の自然の風景をゆったり堪能してみては。
ゆっくりと走る素朴なトロッコ列車
嵯峨野観光鉄道は、JR山陰線の複線化によって使われなくなった線路の観光利用を目的として、1990年に発足。今では、「嵐山といえばトロッコ列車」といわれる京都観光のスポットとなっている。
トロッコとは、もともと荷物輸送用の小型貨車として、トラックや通常の列車が入れない場所にレールを敷いて走らせた箱型車両のこと。ゴトゴトとゆっくり走る、素朴な列車。そんなイメージにぴったりなのが、嵯峨野トロッコ列車だ。
季節ごとの自然の風景を堪能
ちょっと速い自転車くらいの速さで走る嵯峨野トロッコ列車からは、片道約7kmおよそ25分の間、保津川沿いの自然や渓谷美など、四季それぞれに違った風景をゆっくり楽しむことができる。
春には桜の花が満開に舞い、
夏は新緑と竹のざわめきが響き、
秋には紅葉が山々を彩り、
冬は凛とした空気の中を行く列車旅が楽しめる。時には雪の積もった嵐山を背景にした、美しい日本の風景を満喫できることも。
一年を通して、嵯峨野トロッコ列車は四季の美しい風景とともに進む。その圧倒的な景観美は、訪れる人々の心に残る、素敵な思い出となる。
懐かしさを感じるトロッコで、非日常を味わう時間
嵯峨野トロッコ列車は、クラシカルなカラーリング。ディーゼル機関車に引かれ渓谷を縫うように走る姿に、ノスタルジーを感じる人も多いのでは。
アールデコ調の5両編成の客車の中には、木製椅子と裸電球。快適さに囲まれた日常から少し距離を置き、風を感じ、音に耳を傾ける、心地よい非日常に連れていってくれるだろう。
窓ガラスのないオープン車両のリッチ号(5号車)に乗れば、まさに風と光と音を肌で感じられるひとときを過ごすことができる。
嵯峨野観光鉄道には、ディーゼル機関車運転士がいる。今では珍しくなったディーゼル機関車を、確かな技術技能で運転し、おもてなしの心で、乗車する人々の安全で楽しい旅をサポートしてくれる。
「春のライトアップ&イルミネーション」開催
嵯峨野トロッコ列車では、3月20日(木)~4月6日(日)の16:30~最終列車まで、「春のライトアップ&イルミネーション」を開催。沿線に照明が設置され、山々や沿線の木々、川の流れを照らすイルミネーションを楽しむことができる。
期間中は臨時列車も運行。チケットは、乗車日1か月前の0:00より、嵯峨野観光鉄道公式ホームページにて購入可能。トロッコ列車各駅(トロッコ保津峡駅除く)の窓口は、当日販売のみとなっている。時刻表などの詳細は、公式ホームページをチェックしよう。
乗車チケットについて
嵯峨野トロッコ列車の駅は、トロッコ嵯峨駅、トロッコ嵐山駅、トロッコ保津峡駅、トロッコ亀岡駅の4つがある。乗車チケットは、ネットと、トロッコ嵯峨駅、トロッコ嵐山駅、トロッコ亀岡駅の窓口で購入できる。
窓口での販売は、個人の利用者において、1日分の乗車券を先着順で販売。当日乗車券の販売開始時間は、トロッコ嵯峨駅が8:35頃、トロッコ嵐山駅が8:50頃、トロッコ亀岡駅が9:10頃。多客期は3駅とも、8:35頃~最終列車まで窓口での販売を行っている。立席券は、指定席完売後に、枚数に制限をして販売される。団体の利用者は、当日券の団体割引はない。運賃などの詳細は、公式ホームページで確認を。なお、毎年1~2月は冬期運休となっている。
四季折々の風景が楽しめる、嵯峨野トロッコ列車の旅を体験してみて。
嵯峨野観光鉄道 公式ホームページ:https://www.sagano-kanko.co.jp
yukari
京都生まれ京都育ちのライター。趣味はグルメ探索、旅行。
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