【神奈川県横浜市】JA横浜直営の「ハマッ子」直売所南万騎が原店が「ベジポケット」としてリニューアル

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店内は野菜を引き立てる明るくシンプルなデザイン

JA横浜直営の「ハマッ子」直売所南万騎が原店は、4月1日(火)に農福連携(※)をテーマにした「ベジポケット」としてリニューアルオープンする。

また同日12:30~12:45には、オープン式典として、ベジポケットと農福ポート横浜中央事業所のオープンに伴うテープカットを行う。

自信を持って社会参画できる環境を整える


JA横浜では、2023年度より農家の労働力支援や障がい者の社会参画を目指し、農協観光と連携した農福連携施策を運用している。今回オープンする「ベジポケット」を通じ、障がい者が農作業から販売までの一連のプロセスに携わることで、地域住民との交流を深め、自信を持って社会参画できる環境を整えていく。

農福連携をテーマにした直売所の設置は、全国的にも希有な事例なんだそう。

農福連携のポイントをチェック

農福連携の拠点施設「農福ポート」

まず、「ベジポケット」の敷地内に、農福連携で農作業を行う拠点施設となる「農福ポート」を設置。農福ポートとは、障がい者が出勤する施設で、障がい者はこの施設から作業依頼をした農家のもとに出向く。JA横浜では、これまで都筑区内にある農福ポートを拠点に横浜市北部エリアでの活動を展開していたが、今回2カ所目となる農福ポートを新設することで活動エリアを拡大する。

ベジポケットの専用車両「ノウフクバス」

また、「ノウフクバス」を運行する。ノウフクバスとは、直売所で販売する野菜を集荷してまわるベジポケットの専用車両だ。生産した野菜を直売所まで運ぶ手間は、どの農家にも共通する悩みだが、ノウフクバスはこの農家の悩みを解決する新しい取り組みだ。

農家は専用アプリを通じて「ベジポケット」へ連絡し、連絡を受けた障がい者チームが農家の軒先まで野菜を集荷してまわり、「ベジポケット」に並べ販売する。

「家や畑まで野菜をとりにきてもらえて本当に助かる」など、農家側からも大変好評な「ノウフクバス」は、毎週1回、管内農家の軒先をまわって野菜の集荷を行う。

さらに「ベジポケット」では、通常の野菜のほか、障がい者が生産に携わった野菜を「農福野菜」として販売する。

目指すのは「温かい家」

「ベジポケット」は、地域の人々と共に成長し、支え合う関係を築いていくことを大切にし、全ての人たちのHAPPYが生まれる店づくりを目指す。また、同店に並ぶ商品の主役は横浜市内産農畜産物であり、農福連携によって生産されたものの他に、地元農家が手掛ける多種多様な農畜産物も取り扱う。

売り場は白と茶を基調としたモダンなイメージで、農畜産物を引き立てる明るくシンプルなデザインとしている。また、同店は相鉄いずみ野線・南万騎が原駅から徒歩2分の場所にあり、障がい者の通勤にも適した立地だ。

障がい者は、4人1チーム(障がい者3人とサポーター1人)で農作業や販売業務にあたる。農作業は主に、 植え付けや収穫、選別、袋詰めなどを行う。

「ベジポケット」ロゴマーク

「ベジポケット」のロゴマークは、農産物を扱っていることが一目で分かるように野菜のアイコンをあしらい、地域と福祉をつなぐ手を「ポケット」の形にして包み込む温かさを表現。

同店は20坪程度の小さな直売所だが、たくさんの野菜の魅力で溢れている。店名には“ワクワクが詰まった楽しいポケット”をイメージした直売所を作りたいとの思いが込められている。

近くの人は、農福連携がテーマの直売所「ベジポケット」を、この機会に利用してみては。

■ベジポケット
住所:神奈川県横浜市旭区柏町131-2

横浜農業協同組合:https://ja-yokohama.or.jp

※ 農福連携とは、「農業と福祉が連携し、障がい者の農業分野での活躍を通じて農業経営の発展とともに障がい者の自信や生きがいを創出し、社会参画を実現する取り組み」のこと。

(江崎貴子)

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