福岡のまちづくり団体「はるよし」がオリジナル日本酒プロジェクトの第5弾限定酒発売

福岡でまちおこしを手掛ける「はるよし」は、3月30日(日)、オリジナル日本酒プロジェクトの第5弾となる「晴好 HARUYOSHI 05」を数量限定で発売した。

オリジナル日本酒プロジェクトについて
お酒が生まれる背景や想いを多くの人と共有
1820年創業の「喜多屋」
さまざまな料理と相性が良い、王道の食中酒
「はるよし」について

オリジナル日本酒プロジェクトについて

オリジナル日本酒プロジェクトは、町と酒米農家、酒蔵が協力し、その年限りの限定酒を造る取り組み。毎年異なる酒蔵とタッグを組み、「はるよし」の町をイメージした日本酒を生み出している。

過去には01「磯乃澤」、

02「篠崎」、

03「大賀酒造」、

04「みいの寿」を発売。なお、過去シリーズはすべて完売している。

今回登場した05では、福岡県八女市の老舗酒蔵「喜多屋」が醸造を担当。「喜多屋」は、創業以来「主人自ら酒造るべし」という家憲のもと、芳醇さと爽快さを兼ね備えた酒造りに取り組む、福岡を代表する蔵元のひとつだ。

さらに、福岡県糸島市の「はるよし田園」での酒米栽培にもプロジェクトメンバーみんなで参加。多くの想いが込められたお酒が、今年も誕生した。

福岡市中央区・春吉。九州随一の繁華街・天神に隣接し、細い路地にはこだわりの飲食店が軒を連ねる「美食のまち」だ。

「はるよし」は、この町に息づく人のつながりやアナログな温かみを大切にし、20年近くにわたり「晴好夜市」「晴酒はしご」「劇団晴好」など、さまざまな活動を続けてきた。そして2019年、「これまで築いてきた縁を紡ぐ、まちならではの商品をつくりたい」という想いから生まれたのが、オリジナル日本酒づくりのプロジェクト──酒「晴好 HARUYOSHI」だ。

酒米「山田錦」を育てる糸島の農家、福岡県の酒蔵と協力し、「はるよし」にふさわしいお酒をみんなで手がける。田植えや稲刈りにも参加し、お酒が生まれる過程をじっくり見届ける。そして、多くの人と物語を共有しながら、福岡の酒の魅力を伝えていく。この想いのもと、オリジナル日本酒プロジェクトを続けているという。

お酒が生まれる背景や想いを多くの人と共有

糸島産酒米についても紹介しよう。福岡県西部に位置する糸島は、美しい海と山に囲まれた風光明媚な地。観光地として人気が高い一方で、豊かな自然の恵みを受けた“食材の宝庫”としても知られている。山間部では酒米づくりが盛んで、なかでも酒造好適米の代表格「山田錦」の栽培に力を注いでいる。

このプロジェクトでは、米農家の濱地さんとともに「はるよし田園」を立ち上げ、田植えや稲刈りにも参加。酒米づくりから関わることで、お酒が生まれる背景や想いを多くの人と共有しながら、日本酒の魅力を伝えていく。

1820年創業の「喜多屋」

今回、「晴好 HARUYOSHI 05」の醸造を手掛けた蔵元は「喜多屋」。

全国的に知られる「八女茶」の産地・八女市。市の中心となる八女福島は、土蔵造りの町家が並ぶ歴史あるまちだ。伝統工芸が息づくこの地で1820年に創業した酒蔵「喜多屋」は、「酒を通して多くの喜びを伝えたい」という志のもと200年以上にわたり酒造りを続け、2013年にはIWC日本酒部門で「チャンピオン・サケ」に輝いた。

今回プロジェクトを担当したのは、次期八代目の女性蔵元・木下理紗子さんだ。

さまざまな料理と相性が良い、王道の食中酒

「晴好 HARUYOSHI 05」は、喜多屋が独自に開発したオリジナル酵母「KR02」を使用。吟醸香が立ちすぎず、料理を引き立てるバランスの良い香りが特徴だ。口に含むと柔らかく膨らみ、キレの良さが際立つ。さまざまな料理と相性が良く、思わずもう一杯飲みたくなるような、まさに王道の食中酒ができあがったという。

商品は3種類で、720ml(四合瓶)が2,420円(税込・送料別)、720ml 無濾過生原酒(四合瓶)が2,420円(税込・送料別)、1800ml(一升瓶)が3,630円(税込・送料別)。無濾過生原酒(四合瓶)は、300本限定での販売だ。店頭または、オンラインで購入できる。取り扱い店舗は「はるよし」公式HPで確認しよう。