「イベントレポ」JO1初の単独東京ドーム公演で2日間計10万人動員! 超満員の会場で圧巻のパフォーマンス&豪華演出にどよめき 5周年イヤーのJO1はさらなる高みへ <オフィシャルライブレポート>

取材レポート/TOPICS/PHOTO

©LAPONE ENTERTAINMENT

グローバルボーイズグループ“JO1”が、4月20日(日)・21日(月)の2日間にわたって自身初の単独東京ドーム公演『JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’ IN TOKYO DOME』を開催しました。
ついに迎えた、JO1初の東京ドーム単独公演。客席を埋め尽くした約5万人のJAM(ファンネーム)は、それぞれ愛用するグッズやジャム瓶型のペ
ンライトを手に、開演に向けて胸を高鳴らせていきます。昨年11月の神奈川公演を皮切りに日本で4都市14公演を回り、2025年の年明けからは世界6都市でワールドツアーが行われてきた今回の「JO1DER SHOW ‘WHEREVER WE ARE’」。集大成となる東京ドーム公演ではこれまでの構成をベースとしつつ、ドームならではの演出や特効をふんだんに用い、コンセプチュアルなライブショーが繰り広げられました。

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客席がペンライトの真っ赤な光に染まる中、世界中を回ってきたJO1の車が東京ドームに到着するオープニングムービーが流れ、バンド演奏に乗せて大勢のダンサーが行進。火花と炎が噴き上がり、ライブの幕開けを華々しく飾ります。クラッシックカーを模したセットの壇上にまずは最年少メンバー豆 原一成が現れ、「Are you ready,TOKYO DOME! JO1 We Go to the TOP!」と雄々しく宣言。そこから、本公演オリジナルのホワイトジャケットとブラックデニムをまとったメンバーが続々とポップアップで登場すると、場内は大歓声に包まれます。序盤でJO1は、華やかでパワフルなパフォーマンスを畳み掛け、JAMのボルテージを一気に引き上げていきました。オープニングは、2024年末に「第66回 輝く!日本レコード大賞」優秀作品賞を受賞、「第75回NHK紅白歌合戦」でも歌唱したJO1の代表曲「Love seeker」。続く「HAPPY UNBIRTHDAY」は、今回のライブ構成を考えていく上でキーになった楽曲だとメンバーたちが明かしていた楽曲。ファンキーでのびのびとしたパフォーマンスを見せつつ、MV撮影で訪れたハワイでメンバーが感銘を受けた“ハカ”を取り入れ、力強い群舞を見せます。さらに「Move The Soul」「GrandMaster (JO1ver.)」「WHERE DO WE GO」と続き、最後には、メンバーが1人、また1人とカメラに向けてアピールをしながら去り、締めの川尻蓮が流麗なソロダンスを披露。怒涛のパフォーマンスを浴び続けた会場からは、衝撃を物語るようにしばらくどよめきが起こりました。VCRを挟むと、空気が一変。光沢感のある水色の衣装に身を包んだJO1が、「Aqua」のトラックに乗せて色気を放ちつつしなやかに踊り、「ICY」ではまるで1本の映画のように濃密で完成された世界観を、巧みな表情とパフォーマンスで表現しました。

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最初のMCでは、まず木全翔也が「東京ドーム!」と叫び、憧れの舞台に立った喜びを噛み締めていきます。河野純喜は「東京ドームデケェなー!」
「JAMの声もデケェなー!」と観客にマイクを向けると、大きく応えるJAMの歓声に満面の笑顔を浮かべます。この東京ドーム公演のために半数のメンバーが髪色をチェンジ。白岩瑠姫はJAMをサプライズで喜ばせるため、前日に3回ブリーチをしてきたことを明かしており、ビジュアルからもメンバーたちの気合いが感じとれます。その後も気迫に満ちたパフォーマンス中とはまるで別人のように、普段通りのJO1の賑やかなMCが繰り広げられていきます。会場に雷鳴が轟くと、階段に腰掛けたメンバーが「Black Out (JO1ver.)」をメロウに歌唱。続く「Love & Hate」でも艶やかなパフォーマンスが繰り広げられ、白岩と河野が顔を近づけるパートでは割れんばかりの歓声が上がります。本公演ではラストにダンスパートが追加され、切なる思いを表現するような踊りに大きな拍手が起こりました。

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その後は、セットリストでもサプライズの連続。4月2日(水)にリリースされたBEST ALBUM『BE CLASSIC』収録のユニット曲をそれぞれ初披露していきます。まずは川尻蓮、佐藤景瑚、豆原一成が真っ白なレザーのロングコートで揃え、ダンサーを従えて登場。琴の音色がユニークかつ圧倒的なカ リスマ性が表れる楽曲、「EZPZ」をキレよくパフォーマンスします。3人は傘や刀、キセルなどの小道具も取り入れて躍動し、佐藤は見事なアクロバットを決めて会場を沸かせました。DJ STAGEでは豆原がDJブースに立ってターンテーブルのツマミを操り、東京ドームをクラブに変身させます。まず川尻蓮と川西拓実が自信に満ちたリリックを畳み掛け、続く白岩瑠姫と金城碧海は荒々しく観客を煽ります。最後は鶴房汐恩が低音ラップで魅了。鶴房が宇宙人に担がれ連行されると、メインステージに6人が集結し、「Eyes On Me (feat.R3HAB)」でJAMとともにノリノリで体を揺らします。一方 BAND STAGEでは、河野純喜(Gt)、與那城奨(Gt)、佐藤景瑚(Dr)、木全翔也(Ba)、大平祥生(Key)が、楽器を演奏しながら「Mad In Love」を披露。ツアーを通じて磨き上げてきた、爽やかなバンドサウンドを届けました。
バラード曲「Blooming Again」「君のまま」では、メンバーは優しくJAMに寄り添う思いを表現するように、ストリングスの音色に乗せて、フレーズ1つ ひとつに思いを込めて歌い上げます。河野がメインステージへゆっくりと歩いていくと、彼の力強くのびやかなアカペラから初披露のユニット曲「Be There For You」へ。しゃぼん玉が飛ぶ中、大平、河野、白岩、鶴房、與那城がロックサウンドに乗せて、希望に満ちたメッセージを歌います。続いてアリーナ外周に真っ赤なクラシックカーに乗った謎の覆面2人組が登場して、場内にはどよめきが。途中からさらにもう1人も車に乗り込み、お面を外すと、その 正体が金城、木全、川西であることが明らかに。3人はユニット曲「Hottie with the Hot Tea」でオールドスクールのビートに乗せてクールにラップし、木全は手のひらから炎を出す演出で、観客の度肝を抜きました。

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終盤は全員が再集結し、JO1の人気曲をマッシュアップして披露する「JO1DERSHOW 2025 REMIX」へ。「YOLO-konde」「Speed of Light」「Tiger」「SuperCali」「REAL」「Trigger」など、JO1の圧倒的パフォーマンスを堪能できる全9曲をエネルギッシュに畳み掛け、約7分間の持てる力すべてを込めて踊る11人の姿に、JAMの興奮は最高潮に達していきます。2021年に行われたJO1の初有観客ライブでラストを飾った
「REAL」では、息の合ったペアダンスと共に“これは夢ではなく現実だ”という歌詞が響き、感動を誘いました。そして本編ラストは5年間の集大成を魅せる最新曲「BE CLASSIC」。ベートーベンの交響曲第5番「運命」をサンプリングしたトラックが荘厳に響き、JAMから思いを届けるような大きな掛け声も加わっていきます。作曲家であるベートーベンの苦悩を表現したようなダンスブレイクから、川尻がダンサーによってリフトされ天高く見上げたかと思えば、そのまま後ろに倒れ込み会場は暗転。客席はスリリングな演出に騒然とする中、明転すると中央のリフターで円になった11人が覇気に満ちたパフォーマンスで踊り、ステージを締めくくりました。そんな芸術的なパフォーマンスに、メンバーが舞台を去ったあとも客席からはしばし歓声と拍手が鳴り止まず、その様はまるでクラシックのコンサート会場のようでした。

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アンコールを求めるJAMの大きな「JO1!JO1!」コールに続いて、スクリーンにメンバーへのインタビュー映像が。東京ドームへの思いや、デビューからの5年間を振り返って印象的だった出来事を語る11人を、JAMは温かく見つめます。「JAMがいるならどこへだって行きますよ」という木全の声が響くと、赤い車型のフロートに乗ってメンバーが再登場。サインボールを投げながらアリーナ外周を回って「Test Drive」で大いに盛り上がり、さらに「NEWSmile」「Get Inside Me」「With Us」のメドレーで笑顔を弾けさせます。幸福感に満ちた空気の中、豆原の「まだあの曲が残っていますよね?」というひと言で始まったのは、デビュー曲をリアレンジした「無限大(INFINITY) 2025」。11人は5年間の進化を証明するような、覇気たっぷりのステージを繰り広げました。
そしてメンバーが順番に最後の挨拶をしていきます。

(2ページに続く)

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