【千葉県成田市】成田国際空港第1ターミナルに、アートで旅立ちを彩る仮囲いを展示!園児による作品も

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旅の始まりと再会の瞬間を表現する仮囲いアート(artist:鈴木真里奈)

成田国際空港第1ターミナル中央ビル本館4階にて、リフレクトアートと4人のアーティストによる仮囲いを活用したアート展示プロジェクトを実施中。

アートの公開期間は、3月12日(水)から1年程度で、誰でも無料で自由に観覧できる。

空港×桜×アートによる“終わり”と“始まり”


仮囲いを活用したアート展示プロジェクトは、「アートと出会うキッカケを創る」ことを理念とするリフレクトアートによる企画・制作。



空港という“出発”と“再会”の舞台で仮囲いをキャンバスに、まるで巨大な絵画を目の前にしたかのような感動や、「桜の美しさ」「旅のすばらしさ」を改めて感じてもらえるような表現を目指して、同プロジェクトに取り組んだという。


テーマは、空港×桜×アートによる「every ending, new beginning(すべての終わりは、新たな始まり)」。

日本を起点に、桜の花びらが世界中の空に旅立ち、また舞い戻ってくるイメージを4名のアーティストが描き、人と人との出会い、再会、新たな旅立ちなど、“終わり”と“始まり”が繋がっていることがそれぞれの世界観で表現されている。

合計横幅40m×高さ3mの大スケール

仮囲いアート1~2(左からartist:鈴木真里奈さん、細谷みづきさん)

仮囲いアート3~4(左からartist:庭山瑞季さん、わだのぞみさん)

仮囲いアートは、合計横幅40m×高さ3mという大スケールで、全4面のアート作品で構成されている。


壁面いっぱいに描かれた作品は、深夜の空港で2日間・合計16時間かけて、4名のアーティストたちが手描きで完成させた。



現場の照明や空港利用者の視線の高さ・動きといった、空間の条件を丁寧に見極めながら広大なキャンバスに筆を走らせることで、絵具の厚みや筆の跡が生む微細な凹凸が、印刷では決して再現できない“手描きならではの質感と迫力”を作品に与えている。

描くアーティストによって全く異なる表情を見せるアートは、個性が息づく唯一無二の世界。仮囲いという“通り過ぎるはずだった場所”が、アートによって“立ち止まりたくなる場所”へと変わる。その瞬間をつくりあげた、16時間の創作の物語だ。



園児たちの作品が集結した仮囲いアート「こんにちは、さようなら、いってらっしゃい、またきてね」artist:わだのぞみさん

さらに、空港内保育ルーム「たんぽぽ」の園児たちとのワークショップで共同制作された作品も展示。



地域とのつながりを体現する象徴的な取り組みとしても注目されている。

4人の参加アーティストをチェック

4人の参加アーティストを紹介しよう。


鈴木真里奈さんは、1988年、東京都豊島区生まれ。ゴッホ展・フェルメール展など、数々の美術展にて自身のドローイングを活かしたオリジナル商品を制作している。

2023年5月に開催された「G7広島サミット」では、ユニリーバ・ジャパンと共同で、使用済プラスチック空容器を原料にした手描きのカードケースを制作・配布した。


細谷みづきさんは、2000年、神奈川県横須賀市生まれ。

2023年に多摩美術大学の美術学部絵画専攻を卒業し、JR東日本が運営する多数の駅でアート作品を展示。ほかにも、アトレ四谷などの商業施設の展示及び空間装飾、国立西洋美術館で開催されたキュビスム展で、自身のドローイングを活かしたオリジナル商品の制作をするなど、精力的に活動している。


庭山瑞季さんは、1998年、新潟県出身。

看護師の経験を経て、人と関わる中で得た思いを大切にし、一人ひとりの心に残るような表現を目指して制作している。


わだのぞみさんは、東京豊島区生まれで、東京造形大学大学院を修了。ぬいぐるみ作家・イラストレーター・わくわくワークショップ屋だ。

プリントテキスタイルとフェルトパーツを組み合わせた独特なぬいぐるみ屋の「toitoitowakka」、地元・豊島区を中心にものづくりワークショップを行う「スキアトリエ」を主宰しており、子どもも大人もわくわくなアート体験を数多く企画している。

アーティスト作品を販売するショップ営業中


また、成田国際空港第2ターミナル本館4階エアポートモールにて、今回のプロジェクトに参加したアーティストによる作品や、リフレクトアートが制作する一点もののアート雑貨を取り扱うショップ「ものとアート」を営業中。

店内には、印刷ではなくすべて手描きで仕上げられた雑貨や文具、手作業でひとつずつ制作したガラスや陶器のアクセサリー、アーティスト独自の視点で表現された限定商品が登場。さらに、廃棄物を芸術で生まれ変わらせたアップサイクル商品など、世界に一つだけのアイテムが並んでいる。

リフレクトアート公式YouTubeでは、仮囲いアート制作風景のタイムラプス映像も公開中。成田国際空港に足を運んだ際は、4人のアーティストが描く“終わり”と“始まり”を目にしてみては。
リフレクトアート公式YouTube:https://www.youtube.com/@reflect_art

(佐藤ゆり)

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