山梨県は、県内在住のデザイナー・中野シロウ氏に山梨県クリエイティブプロデューサーを委嘱し、同氏が制作した山梨県の水素キャラクターを4月10日(木)に公表した。
今回、多くの人に親しみを持ってもらえるよう、中野氏の考案により、このキャラクターの愛称が「水素のスイチョ」に決定した。
グリーンがイメージカラーの「水素のスイチョ」
太陽光を水素に変える「やまなしモデルP2Gシステム」の研究開発を進める山梨県は、水素エネルギー分野のトップランナー。今回誕生した「水素のスイチョ」は、こうした山梨県の取り組みを発信するシンボルとして、今後、普及啓発活動などに広く活用されるという。
キーカラーは、「やまなしモデルP2Gシステム」で製造した「グリーン水素」、富士山、八ヶ岳、南アルプスなど雄大な山々に囲まれた「やまなしの豊かな自然」をイメージし、「グリーン」に設定。
水素(Hydrogen)の「H」の文字をあしらい、水滴や水素分子(H2)をイメージした服は清らかさと温かさを兼ね備えた「青緑色」に、顔や手は柔らかい「黄緑色(ひわ色)」になっている。
なお、絵本など、様々な設定での物語展開を見据え、年齢や性別は定められていないとのことだ。
中野シロウ氏について
「水素のスイチョ」をデザインした中野シロウ氏は、神奈川県横浜市出身、58歳。プレイセットプロダクツ代表。キャラクターデザイン製作のほか、企業の商品プロデュースも数多く手掛ける。2020年に清里へ移住し、かつて「高原の原宿」と呼ばれ賑わった清里の再生に取り組んでいる。
中野氏は、カンパニーキャラクターとして「ひよこちゃん(日清チキンラーメン)」「シスコーンファミリー(日清シスコ)」「Juratic(福井県公式恐竜ブランドキャラクター)」、コラボレーションキャラクターとしてポケモン「Pokémon time」や手塚治虫「tezuka moderno」、オリジナルキャラクターとして「modern pets」「スケアクロウマン」など、多数の作品を生み出している。
山梨県クリエイティブプロデューサーについて

2025年4月10日 山梨県クリエイティブプロデューサー委嘱式(山梨県庁)
中野氏が委嘱された山梨県クリエイティブプロデューサー(YCP)は、山梨県の魅力や価値を高め、地域の活性化につなげることを目的としている。
山梨県のブランド価値向上及び山梨県政の認知向上に向けた助言(キャラクターの提供及び活用に関することを含む)や、そのほかYCPの設置の目的を達成するために必要な業務を担っている。
中野氏のコメント
中野シロウ氏は、「水素のスイチョ」について以下のようにコメントしている。
「このキャラクターは、山梨の魅力やグリーン水素による明るい未来を、子どもから大人まで分かりやすく伝えるために生まれました。今後、『水素のスイチョ』を主人公にした絵本を、県と一緒に制作したいと考えています。
愛称は、小さな子どもたちがスイソと発音する際の、かわいらしい言葉の響きをイメージしています。このキャラクターが話すときには、語尾に『チョ』を付けて、個性や親しみやすさを際立たせます。
『水素のスイチョ』が、たくさんの方に長く愛され、山梨の水素技術が世界中に普及していくことを期待しています。」
この機会に、新たに誕生した山梨県の水素キャラクター「水素のスイチョ」をチェックしてみて。
山梨県HP:https://www.pref.yamanashi.jp
(佐藤ゆり)
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