東京都世田谷区にある企業「生きものと暮らす」は、5月8日(木)、ペットと人がより良く共生するための知識と実践を届けるWEBメディア「生きもの暮らし学」をスタートした。
「生きもの暮らし学」立ち上げの背景
住宅市場において「ペット可」と表示されている物件であっても、大型犬や多頭飼育に対応しているケースは限定的。賃貸市場全体に占める「ペット相談可」の物件割合は2割未満とされ(※)、転居先が見つからず飼育放棄に至る事例も少なくないという。
このような状況の背景には、不動産オーナーや管理会社が抱える不安があり、具体的には、室内や共用部の破損、騒音、臭い、さらには多頭飼育崩壊のリスクなどが挙げられる。これらの不安が、ペットと暮らせる物件の供給を控える一因となっているそうだ。
こうした課題に対応するためには、飼育者と不動産関係者の双方に向けて、適切な情報を提供することが必要だと考える「生きものと暮らす」。飼育者には住環境の整え方や飼育に関する責任感、周囲との関係性に関する情報を、不動産関係者には飼育の実態や適切に管理されている良事例などを共有することが、共生環境づくりの第一歩だと考えているという。こうした相互理解を促進したいと考え、「生きものと暮らす」は、今回「生きもの暮らし学」を立ち上げたとのことだ。
「生きもの暮らし学」について
「生きもの暮らし学」は、ペットとともに暮らす人々、そして住まいを提供する不動産オーナーが、安心してペットとの共生を実現するために必要な情報を届ける学びの場だ。
「生きものと暮らす」の目指したい共生社会とは、ペットと暮らす人を最優先とする、いわゆる“ペットファースト”な社会の実現ではない。飼い主だけではなく、飼っていない人や周辺に住まう近隣住民も含めて、快適で持続可能な状態を目指すという。
「生きもの暮らし学」では、ペット共生住宅の国内外の最新事例紹介/ペット可物件を提供する不動産オーナーのインタビュー/社会的制度や法律の動向/取材記事やインタビューを通じたリアルな声の共有などを掲載予定とのこと。
利用料は無料で誰でもみることができる。更新頻度は不定期。更新後、公式SNSにて発信される。
「生きもの暮らし学」を通じて、ペットと人が暮らす住環境に関する課題を可視化し、具体的な対応策や参考事例、制度情報などを発信していく考えの「生きものと暮らす」。
今後は、ペット共生に取り組む企業・団体・個人への取材・掲載を行うとともに、専門家によるオンラインセミナーやイベントの実施も予定。同社はこのような情報提供を継続的に行うことで、ペットと人の共生を支える環境整備の一助となることを目指していくという。
この機会に、「生きもの暮らし学」をチェックしてみて。
生きもの暮らし学 公式HP:https://ikimonokurashigaku.com
生きもの暮らし学 公式X:https://x.com/ikimonokura4ga9
※ 全国賃貸住宅新聞|ペット可賃貸、ニーズ拡大続く:https://ikimonotokurasu.com
(ソルトピーチ)
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