2025年秋放送予定の連続テレビ小説「ばけばけ」の舞台は、島根県松江市。これを契機に松江市内の洋菓子店「松江クロード」が、小泉八雲とその妻・セツをテーマにした新商品「ヘルンサブレ-八雲とセツの英語レッスン-」を発売した。
「ヘルンサブレ-八雲とセツの英語レッスン-」
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とセツ夫人の夫婦の交流をイメージし、彼らが紡いだ異文化理解の物語を、親しみやすい焼き菓子という形で表現したいという想いを込めて開発された「ヘルンサブレ-八雲とセツの英語レッスン-」972円(税込)。英単語帳をイメージしたブック型のパッケージに、セツが八雲から英語を教わっている様子がプリントされたサクっと軽い口当たりのサブレが5枚入ったお土産やギフトにもぴったりな商品だ。
セツの英単語帳が、お菓子誕生のきっかけに
この商品の発案者は、「小泉八雲・セツのドラマ応援室/発案」の後藤悠希さん。八雲の著作に留まらず、八雲夫妻の温かい交流に光を当てることによって、夫妻の魅力をより発信できるのではないかと商品化のアイデアを模索していたのだそう。
そうしたなか、後藤さんの目に目に留まったのが、小泉八雲記念館の企画展「小泉セツ—ラフカディオ・ハーンの妻として生きて」の図録に掲載されていたセツの英単語帳。「これをお菓子などの商品にできないか」と考え、松江市で数々の商品企画に携わっていた寺島奈実さん(現・松江観光大使)に商品企画を依頼したのだそう。
英単語帳のなかからユニークな単語をチョイス
松江観光大使・企画担当の寺島奈実さんは、「ぐるなび」から地域活性化起業人として松江市に派遣され、2023年から、“怪談ゆかりの地”としての松江の魅力を広く発信するため、地元企業と連携しながら、“怪談グルメ”の商品開発に取り組んできた。
後藤さんからの相談を受け、「セツが記した英単語帳の中から、分かりやすく、思わずクスッと笑ってしまうようなユニークな単語を5つ厳選し、それらをサブレにプリントしていただきました(一部抜粋)」と寺島さん。八雲がセツに英単語を教えている様子を表現するため、2人のイラストに吹き出しを添えるなど、遊び心のあるデザインにもこだわったのだそうだ。
5枚のサブレのなかでも、寺島さんのお気に入りは、“sleepy”を「シレーペー(ねむたえ)」と記したセツの記録。出雲弁ならではの味わいがあり、見た人の記憶にも残る一枚になったと語る。サブレのパッケージは、英単語帳をイメージしたブック型。「小泉八雲・セツの魅力を“味わえる”形で届けられる商品として、幅広い世代の方に手に取っていただけたら嬉しく思います(一部抜粋)」と想いを語っている。
サブレに仕上げたのは松江の洋菓子店「松江クロード」
お菓子に仕上げたのは、松江市上乃木の洋菓子店「松江クロード」。これまでも2024年の小泉八雲没後120年の『怪談』出版120周年を記念し、ゆきおんな缶・かっぱ缶というクッキー缶を皮切りに、夏季にはゆきおんなかき氷、かっぱかき氷、クリスマスにはゆきおんなケーキ、かっぱケーキと、さまざまな“怪談グルメ”を展開してきた経験を持つ。
今回の「ヘルンサブレ-八雲とセツの英語レッスン-」について松江クロード代表取締/開発・製造の鶴田桂子さんは、「今回は、後藤さん・寺島さんから依頼を受け、これまでとは少し趣を変え、小泉八雲とその妻・セツが楽しく英会話のレッスンをしている様子をイメージしたサブレを制作いたしました。地域の歴史と洋菓子の魅力をかけ合わせるという、私たちにとっても貴重な機会をいただき、楽しみながら取り組むことができました。松江ならではのお菓子として、幅広い世代の方に手に取っていただけるとうれしく思います。(一部抜粋)」と想いを語る。
小泉八雲夫妻のあたたかな交流が垣間みえるような「ヘルンサブレ -八雲とセツの英語レッスン-」、この機会にチェックしてみては。
■ヘルンサブレ -八雲とセツの英語レッスン-
発売日:4月25日(金)
価格:972円(税込)
販売店:松江クロード
住所:島根県松江市上乃木7丁目10-6
問い合わせ先:松江市 産業経済部 商工企画課 特産振興係
(熊田明日良)
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