大阪府泉大津市では、5月30日「ごみゼロの日」にちなみ、6月1日(日)8時から2時間程度、市内一斉清掃「泉大津市ごみゼロ大作戦」を実施。市民、自治会、企業、市職員がそれぞれの場所で清掃活動を行う。
また、6月1日(日)からの1週間を「ごみゼロ週間」とし、当日参加できない人にはボランティア袋を配布するなど、期間中に清掃活動に参加できる取り組みも行う。
様々な先進的な取り組みを行う泉大津市
泉大津市は、大阪府の南部に位置しており、西北部は大阪湾に面し、はるかに六甲山、淡路島を望むことができる。市内全域がほぼ平坦で坂道がなく、スーパーや病院、公共施設など、暮らしに必要な施設がコンパクトに集まっており、大阪市へ20分でアクセスできる暮らしやすいまちだ。
「あたらしいがあるらしい 泉大津」をブランドメッセージとし、全国共通の社会課題解決モデルの創出に向け、様々な先進的な取り組みを行っている。
自分にできることを実践する一日
「泉大津市ごみゼロ大作戦」と題した一斉清掃は、「私にできること、我が家でできること、我が社でできること」をテーマに、市民、自治会、企業、各種団体、市職員、そして「自分の住むまちをきれいにしたい」という人たちが、「私にできること」を実践する一日。
単なる清掃活動にとどまらず、地域コミュニティの活性化や感謝の気持ちを伝え、“ごみを出さない、ごみを捨てない”ことを考えてもらうきっかけにする。
SNSアプリでごみ拾いを「見える化」
同市では、ごみ拾いSNSアプリ「PIRIKA(ピリカ)」を活用した専用ページ「きれいにしよか!いずみおおつ」を運営しており、平成29年の導入以来、市内では令和7年5月7日現在で約1,500万個ものごみが拾われている。
「ピリカ」は、ごみ拾いを「楽しい」体験に変えるもので、拾ったごみの写真、量、場所を気軽に投稿・共有することができる。他のユーザーから「ありがとう」のコメントを受け取ることも可能なので、自身の活動記録や地域のごみ拾い状況が一目でわかることに加え、感謝の言葉をもらえることが楽しく続けられる理由の一つとなっている。
地域のつながりでつくるきれいなまち
ごみ問題は、制度や清掃活動だけでは解決することはなく、一人ひとりの行動が地域に根ざし、つながることで、初めて解決につながる。持続可能なまちづくりの土台となるのは、暮らしの中でごみと向き合う文化を育むこと。同市は、「ピリカ」の活用やゴミ拾い活動を通して、市民一人ひとりがごみ問題を「自分ごと」として捉え、地域で学び合い、行動する文化を育むことを目指している。
「ごみゼロ大作戦」を担当する環境課では、「市民の皆さんが、自らの手でまちを清掃することによって、『ごみを出さない、ごみを捨てない』という生活スタイルを考えるきっかけにしてほしい。この活動を通じて、環境への意識を高めてもらうとともに、普段なかなか顔を合わせることのない、ご近所の人との交流が生まれ、それが防犯活動や防災といった地域の課題である解決の一助になることを期待している」としている。
「泉大津市ごみゼロ大作戦」は、住んでいるまちをきれいにしたいと思う人なら誰でも参加可能なので、いつもの散歩道や通勤路、普段遊びに行く公園などで、ごみを拾ってみては。
(山本えり)
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