がじゅまるの木は、5月22日(木)に、障がいのある子どもを育てる家庭と、支援施設をつなぐSNS型プラットフォーム「アスリープラス」を公開。孤立しがちな子育て家庭に、つながりと情報を届ける仕組みの提供を開始した。
「アスリープラス」が目指すもの
厚労省の2023年度の調査によると、日本では、障がい児を育てる家庭の約半数が「孤立感」を抱えているとされる。また、孤立しているのは親だけではなく、支援者もまた「伝え方がわからない」「届かない」という壁に直面しているという。
支援は「ある」のに、必要な人に届かない。誰にも相談できずに、ひとりで悩み続ける親たち。情報が見つからない。誰に聞けばいいのかも分からない。「いつ空いているのか」「うちの子でも合うのか」といった不安のまま、行動できない。一方で、活動しているのに、その想いが埋もれてしまう支援者や施設。
「アスリープラス」は、このように「親」と「支援」の間に横たわる分断を、つなぎなおすアプリ。テクノロジー以上に、人と人との関係性を大切にした「支援の社会インフラ」を目指している。
「アスリープラス」の機能
「アスリープラス」は、単なる施設検索のためだけのアプリではない。雰囲気や活動内容が伝わる支援施設の日々の投稿や「支援さがしチャット」を使って簡単に施設と繋がり、アプリ内から見学・相談の予約を行うことができる。
「この地域で、医療的ケアがある子に合う施設は?」といった悩みに寄り添うのが、チャット形式の「支援さがしチャット」。たった10の質問に答えるだけで、希望に合った施設やサービスとつながることができる。
さらに「アスリープラス」では、日々の悩みや困りごとを投稿することで、同じ境遇の親や支援者から、リアルな共感や助言が寄せられるという。「うちだけじゃなかった」と思えたとき、涙が出るほど安心したという声も届いているとのこと。つながることで気持ちが軽くなる、その最短距離を「アスリープラス」は届けている。
リアルな育児体験を取材した記事を公開
「アスリープラス」の公開記念として、支援現場・保護者によるリアルな育児体験を取材し、第1弾として「私の育児Story」「発達や育児のヒント」の2記事を公開。当事者や支援者の声に触れることで、「ひとりじゃない」と感じられるきっかけを提供している。
「アスリープラス」の使い方
「アスリープラス」の使い方は、保護者はアプリをダウンロード(iOS/Android対応)し、ニックネーム・都道府県を選択してコミュニティに参加することで、投稿・検索・チャット・相談予約などの機能が使用できる。
支援施設の人は、HPから利用申し込み(30日間無料トライアルあり)を行うと、電話認証にてアカウントが発行される。これで、施設ページの開設や投稿、予約受付を開始することができる。
がじゅまるの木の取り組み
がじゅまるの木では、「障がいの有無に関係なく、ともに遊び・成⻑する」をモットーに、重度心⾝障がい児・医療的ケア児の受け入れを行う多機能型事業所「がじゅまるの家」、放課後等デイサービス「がじゅまる」の運営を⾏っている。
障がいの有無に関係なく、子どもとその家族がその⼈らしい⽣き⽅が実現できるようサポートすることをミッションとして掲げている。
また、障がいの有無に関係なく預かることができ、子どもが精⼀杯楽しむことができる居場所をさまざまな形で推進していくことで、保護者の負担や不安を軽減し、安心して頼ることができるインクルーシブな⼦育ての社会実現を、福岡市から全国の地域と共創することを目指している。
障がい児家庭の新たな居場所を目指す「アスリープラス」をチェックしてみては。
アスリープラス HP:https://asuly.jp
(yukari)
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