【佐賀県嬉野市】ペンギンミュージアム1周年記念！和多屋別荘に「さかざきちはるペンギンルーム」新設

佐賀県嬉野市にある和多屋別荘が、館内にある「ペンギンミュージアム」の開館1周年を記念し、「本とアート」をテーマにした新客室「さかざきちはるペンギンルーム」を7月7日(月)に開設予定！イラストレーター・さかざきちはるさんの世界観を体感できる、アートと物語に包まれた特別な滞在体験を届ける。

企画ごとに展示が変わる「ペンギンミュージアム」

ペンギンミュージアム

ミュージアムショップ

和多屋別荘では、一昨年に開催された、イラストレーター・さかざきちはるさんのポップアップ個展「ペンギンアパートメントうれしの別荘～いきものたちがおでむかえ～」を皮切りに、翌年からは、特別描き下ろし作品の展示や原画500点を企画ごとに入れ替える常設展「ペンギンミュージアム」を展開。

さかざきちはるさんは、東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業後、1998年よりフリーのイラストレーターとして活動しており、JR東日本「Suicaのペンギン」、千葉県マスコット「チーバくん」、ヤマトホールディングス「クロネコ・シロネコ」など、数多くのキャラクターを手がけている。

著書は、『ペンギンアパートメント』『ペンギンゴコロ』『ペンギンのおかいもの』『ペンギンうらない金と銀』『ぴーちゃんと私』など絵本多数。作品集には『イラストのこと、キャラクターデザインのこと。』『いきものとイラスト』などがある。

温泉郷内、改装前のペンギンルーム

さかざきちはるさんの手がけた本の中には、今や希少品でなかなか重版されることがない作品も。そこで、さかざきさんの手元にある私物を借りて、宿泊する人だけが自由に閲覧できる新客室「さかざきちはるペンギンルーム」を現在準備中。

さかざきちはるさんの本(絶版含む)と、『ペンギンアパートメント』原画作品から2〜6点(さかざきさんによる選定)、ミュージアム用に描き下ろしされる原画作品(55センチ四方)が展示される予定だ。

また、2メートルにも及ぶ巨大壁画アートが、佐賀県の伝統工芸品「名尾和紙(なおわし)」に描かれるとのこと。さかざきさんも「和紙に原画を描くのは初めて」だそうなので、新たな挑戦に注目しよう。

ペンギンモチーフのオリジナルデザイン壁紙やファブリックなどもお見逃しなく。

新客室「さかざきちはるペンギンルーム」の宿泊予約開始日は、6月を予定。詳細については、公式WebサイトおよびSNSにて随時発信されるのでチェックしてみて。

7月7日(月)の「さかざきちはるペンギンルーム」開設に先立ち、前日の7月6日(日)11:30～12:30には、さかざきちはるさんによるトークイベントを開催予定。壁面に描き下ろしされた作品にまつわるトークや、ルームツアーが実施される。

イベント詳細・参加の申し込み開始は、6月初旬頃の予定だ。

さらに、7月7日(月)までの期間、七夕の夜空に願いを込めて、「ペンギンミュージアム」横に笹飾りを用意。和多屋別荘のシンボル五色幕と同じ五色の短冊に願いごとを綴り、自由に飾り付けよう。

(左)豊玉姫神社のナマズ様／(右)描き下ろし原画『白ナマズの背に乗って』

願いが込められた短冊は後日、嬉野温泉の守り神である白ナマズ様が祀られる豊玉姫神社にて、奉納の儀が執り行われる。短冊配布場所は和多屋別荘「BOOKS ＆ TEA 三服」で、参加は無料だ。

さかざきちはるさんの世界観を体感できる、アートと物語に包まれた特別な「さかざきちはるペンギンルーム」に滞在してみては。

■和多屋別荘
住所：佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙738
HP：https://wataya.co.jp
ペンギンミュージアム：https://wataya.co.jp/facility/penguin-museum

さかざきちはる公式サイト：https://sakazakichiharu.com

(佐藤ゆり)