【埼玉県さいたま市】役目を終えた人形の冥福を僧侶による読経で祈る「人形供養祭」人形のまち岩槻で開催

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捨てられない人形などを供養する「人形供養祭」が11月3日(月)、埼玉県さいたま市岩槻区の岩槻城址公園 人形塚および黒門周辺で行われる。

人形文化や歴史と技術技法を伝承

岩槻人形協同組合は、大正4年(1915)に45軒が結集して結成された。これまで多くの先人達によって、人形文化、歴史と技術技法の伝承がもたらされ、以來全国有数の人形産地「人形のまち岩槻」として発展してきた。

現在、組合員のために必要な共同事業を行い、国指定伝統工芸品の振興事業、岩槻人形等の研究開発、共同販売等の事業を推進している。

「捨てるに忍びない」人形を僧侶の読経の下供養する

岩槻仏教会が黒門周辺に並んだ人形に読経する

岩槻人形協同組合の人形供養祭実行委員会主催で行われる「人形供養祭」では、古くなって飾らなくなったり、壊れてしまったりした「捨てるに忍びない」人形を、僧侶の読経の下、参加者が焼香し冥福を祈り供養するイベント。「人形のまち岩槻」で、毎年11月3日の祝日に開催されており、今年で61回目になる伝統行事だ。


供養できるものは、ひな人形・五月人形(よろい、かぶとを含む)などの日本人形のほか、こいのぼり、羽子板、破魔矢、こけし、西洋人形、ぬいぐるみも可能。ガラスケース、雛壇・台・屏風などの道具類、陶器製の人形、だるまなどは受け付けていない。

飾らなくなった人形を感謝のお気持ちで見送りを

大導師による人形供養文が読み上げられた後、一般焼香が始まる

人形供養祭実行委員長の戸塚大介さんは、「お客さまの中には、お人形を飾った時の家族の思い出や、お子さまが成長したお話など、良い思い出をお聞きすることが沢山あります。感謝のお気持ちでお見送りしていただけたらと思います。飾らなくなったお人形がございましたら、ぜひこの機会に」と呼び掛けている。

人形供養の受付時間は10時~14時。供養式典は11時~12時。事前受付は不要で、供養料は1軒あたり3,000円より。雨天決行。当日の持ち込みのほか、年間を通して事前の受け付けも4,000円から行っている。詳細は岩槻人形協同組合公式サイトにてチェックしてみて。

飾らなくなったり壊れてしまったりして「捨てるに忍びない」人形を、岩槻の「人形供養祭」で供養してみては。

岩槻人形協同組合HP:https://doll.or.jp
岩槻人形協同組合 人形供養祭詳細ページ:https://doll.or.jp/event/kuyosai

■岩槻城址公園
住所:埼玉県さいたま市岩槻区太田3丁目4番

(山本えり)

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