とまこまいコミュニティ放送が運営するコミュニティラジオ局「FMとまこまい」は、6月10日(火)~7月31日(木)の期間、ファンドレイジングの一環として、クラウドファンディングWebプラットフォームREADYFORを活用し、防災アナウンスシステム設備「緊急割込システム」導入のための資金調達を行う。
地域密着型の情報を届ける「FMとまこまい」
北海道苫小牧市(とまこまいし)の人口は16万人、北海道有数の工業都市でありながら、樽前山と太平洋に囲まれた豊かな自然環境にも恵まれている。フェリー港や新千歳空港へのアクセスにも優れ、近年ではワーケーションや移住先としても注目を集めているという。
そんな苫小牧で、地域密着型の情報を毎日届けているのが、コミュニティラジオ局「FMとまこまい」。FM83.7MHzを通じて、50本程度のオリジナル番組をラインナップし、地元の暮らしに寄り添った放送を行っている。
「緊急割込システム」について
「緊急割込システム」はラジオ番組運行システムの一部機能で、災害発生時にスイッチ1つの操作で緊急放送に切り替えられる装置のこと。地域の安全を守るために、非常に重要な機能となる。
現在の放送システムでは、パーソナリティとディレクターが手動で複雑な操作を行う必要があり、リアルタイムの情報発信には限界があるという。さらに、操作ミスによる放送トラブルのリスクも避けられない。こうした課題を解決するために、「緊急割込システム」の導入が急務となっているという。
このシステムを導入することで、自動または簡単な操作での緊急放送が可能になり、「いま地域で何が起きているのか」「何をすべきか」といった情報を、FM83.7MHzを通じて即座に地域の人々に届けることができるようになる。
このシステムの導入は、苫小牧市を始め、北海道東胆振(ひがしいぶり)地域の白老町・厚真町・安平町・むかわ町を含めた 総人口20万人の安全を守るための大事な役割を担っているという。
クラファン実施の背景
2022年3月、市民に惜しまれつつ閉局した大阪府枚方市のコミュニティFM局「FMひらかた」。そこで使われていた放送機材は今、約1,500km離れた苫小牧市で、「FMとまこまい」の一員として元気に稼働しているという。
奇しくも「FMひらかた」は1997年1月、阪神・淡路大震災をきっかけに、災害時の情報伝達手段として放送開始したラジオ局だ。そして「FMとまこまい」もまた、震災を機に市民の手で立ち上げられたラジオ局。「FMとまこまい」では、そんな共通のルーツを持つ2つのコミュニティFM局にとって、この機材を通じた出会いは偶然ではなく、何かの巡り合わせのように感じているという。
そしてこの縁を大切に「FMひらかた」の想いも引き継ぎながら、これからも地域に寄り添った放送を続けていきたいという思いで、「緊急割込システム」導入のための資金調達を行うに至った。
クラウドファンディングについて
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組み。特定のプロジェクトや商品開発、イベント開催、社会貢献活動などを実現するために、資金が必要な人や団体がクラウドファンディングのプラットフォームに情報を公開し、それに賛同した人が少額ずつお金を支援するという形で成り立っている。
ファンドレイジングとは、団体やプロジェクトが必要とする資金や資源を集める活動全般を指す。日本語では「資金調達」「寄付集め」などと訳されることが多いが、単なるお金集めだけでなく、共感者・支援者を増やし、継続的な関係を築くことも含まれるという。「FMとまこまい」のクラウドファンディングの詳細は、6月10日(火)に公開されるプロジェクトページで確認を。
全国でコミュニティFMが聴ける「Radimo(レディモ)」
「Radimo」は、日本コミュニティ放送協会が運営する、コミュニティFMサイマル放送専用のスマートフォンアプリ。全国のコミュニティFMが発信している地域情報を地上波放送と同時放送することで、山間部などの難聴エリアを補完。全国どこでも地域のコミュニティFMを楽しむことができる。(※)「Radimo」を利用して、「ながら作業でもついつい聴かさる(北海道方言=聴いてしまう)ラジオFMとまこまい」を聴いてみよう。
地域の安全を守る「FMとまこまい」の「緊急割込システム」導入のためのプロジェクトを支援してみては。
READYFOR:https://readyfor.jp/
プロジェクト名:「暮らしを安心安全に」防災DX!FMとまこまいが目指す未来
FMとまこまい HP:https://837.jp
Radimo 詳細:https://musicbird.jp/cfm/radimo
※ 出典:MUSIC BIRD
(yukari)
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