雪室食品を手がける新潟県南魚沼市の「吉兆楽」は、雪で仕上げた「南魚沼産こしひかり450g」と「雪こめ油一番しぼり」の販売会を、大阪・関西万博のメイン会場「WASSE(ワッセ)」のイベント「Undiscovered Japan Festa 〜まだ見ぬ日本祭り〜」にて6月20日(金)〜23日(月)に開催する。
南魚沼市の付加価値のある食品を対象にした展示
「Undiscovered Japan Festa 〜まだ見ぬ日本祭り〜」は、「にっぽんの宝物世界大会開催」に基づいて企画されたイベント。にっぽんの宝物は、日本の隠れた商品の開発促進を行っており、このイベントを通じて「日本の良いものを世界へ伝えること」を実現していく。
また、新潟県南魚沼市では近年、生活の負担となっていた「雪」を利用することで、別の観点から付加価値を生み出し、地球環境にやさしい資源として活用を促進している。
同ブースは、「YUKIMURO」をテーマに「南魚沼市の付加価値のある食品」を対象にした展示会で、SDGsを意識した新たなコミュニティの形成と交流の促進を目指している。
雪の力でお米の美味しさを守る技術「雪温精法」
吉兆楽パンフレット01
南魚沼の豊かな雪を活かした「雪温精法」は、お米の鮮度と美味しさを長く保つための特許技術。雪蔵の安定した低温環境を活かして保存・精米することで、温度変化による品質の劣化を防ぎ、お米本来の風味をしっかり守ることができる。また、精米時の摩擦熱による穀粒の温度変化を抑えることで、年間を通じて新米のような美味しさを楽しめるのが特徴。
さらに、精米時に出る米ぬかも無駄なく活用し、米油として再利用することでフードロスの削減にも貢献している。南魚沼の自然の恵みを最大限に活かした雪温精法は、環境にもやさしく、持続可能な方法として注目されており、地域の魅力を広める役割も果たしている。
吉兆楽ならではの氷温熟成
吉兆楽では、お米の美味しさを最大限に引き出すために、「氷温熟成」という独自の技術を採用している。氷温(0℃前後)という低温環境でじっくりと熟成させることで、お米の内部でデンプンの分解が進み、甘みや旨みがより豊かになる。
この氷温熟成によって、お米の水分バランスが整い、炊き上がりはふっくらもちもちの食感に。酸化が抑えられるため、まるで収穫したばかりの新米のような風味を楽しむことができる。また、氷温で熟成することでお米の表面が滑らかになり、炊いたときにはツヤのある美しいご飯が仕上がる。口に入れた瞬間に広がる自然な甘さ、噛むほどに感じる深い旨みが、吉兆楽のこだわりの証だ。
極上の味わいのお米とこめ油限定販売
今回の万博では、これらの技術を使って特別な美味しさを引き出した「雪温精法 氷温熟成 南魚沼産こしひかり450g」を限定販売する。
また、「雪こめ油 圧搾いちばん搾り180g」は、南魚沼の雪蔵で貯蔵された米から生まれた特別なこめ油。精米後24時間以内に圧搾された一番搾りで、有機溶剤を一切使用せずに抽出されるため、安心・安全。天然の栄養素「γ-オリザノール」や「ビタミンE」などの抗酸化成分が豊富に含まれており、美容や健康を気遣う人にもおすすめだ。
「専用箱2本入り」も用意されている。加熱調理はもちろん、ドレッシングなどの生食にも適しており、料理の幅を広げてくれる。
夏の暑さを吹き飛ばす、南魚沼の雪でひんやり涼体験
吉兆楽雪蔵倉庫
会場では、南魚沼の雪を使って、まるで雪山のような涼やかな空間を作り出しており、「夏なのに本物の雪に触れられる!?」というワクワクする体験を楽しむことができる。手で触れるとひんやり気持ちいい雪に包まれて、大阪の暑さを忘れてしまうこと間違いなしだ。
さらに、「雪のチカラ」を活かした最新技術も紹介。雪の冷却効果を使って食品を美味しく保管する方法は、環境にもやさしく、持続可能な未来へとつながる画期的なアイデアとなる。五感で感じる南魚沼の雪の魅力を、実際に感じてみよう。
市長＆販売者によるスペシャルトークイベント
また、6月22日(日)15:30～16:00は、「にっぽんの宝物」イベントのステージにて、南魚沼市長とにっぽんの宝物の羽根代表によるスペシャルトークを開催。その後には、八海醸造や吉兆楽の代表を含む4名によるパネルディスカッションも実施。南魚沼の魅力や地域の可能性、販売者が感じるリアルな課題や展望を直接聞くことができる。地域の魅力やビジネスのヒントを知りたい人には、見逃せないイベントだ。
大阪・関西万博を訪れて、雪で仕上げた「南魚沼産こしひかり450g」や、そのアップサイクル商品である「雪こめ油一番しぼり」を手に入れてみては。
雪蔵仕込み米とお米ギフトの吉兆楽HP：https://kichorak.com
雪温精法 詳細ページ：https://kichorak.com/about
(山本えり)
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