※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
キム・ソヒョンのツンデレ応援がパク・ボゴムを動かしている。
JTBC土日ドラマ「グッドボーイ」(演出シム・ナヨン、脚本イ・デイル)でハンナ(キム・ソヒョン)は頭は冷静にこころは熱く動く人物だ。よどみない射撃の天才として誰よりも優れた能力を持っているが、感情を表現することには徹底して理性的な態度を貫いてきた。しかし、ドンジュ(パク・ボゴム)の前では冷たい言葉遣いの中にも熱い本心がにじみ出て、彼女の“ツンデレ”ロマンスが視聴者に絶妙な響きとときめきを与えている。
ハンナは選手時代から今まで続くドンジュのストレートな告白に「絶対に好きになることはない」と頑なに線を引いた。しかし、行動には温もりがしみ込んでいた。ハンナはボクシングの後輩、ギョンイル(イ・ジョンハ)の死後、揺れるドンジュの心もすぐに見抜いた。そのため彼が質屋に預けた金メダルを取り戻し、もう一度気持ちを引き締めさせてくれた。「頭は冷たく、こころは熱く、ボクシング選手のあなたがそれもわからないの?」とおでこを小突き、「くだらないことで感情を消耗せず標的に照準を合わせてあいつを捕まえろ」と正確なターゲットと方向を教えたのだ。言葉遣いは無愛想だが、その中には誰よりもまごころのこもった慰めがあった。そしてジュヨン(オ・ジョンセ)を前に再び怒りがこみ上げてきた瞬間、ドンジュの頭にはその助言がよぎった。昔ならばまずは顔に拳をめりこませていたはずの彼はかろうじて理性を保ち、詩人ユン・ドンジュの「序詩」の一節を借りて正義を叫びジュヨンに対抗した。(2ページに続く)