昭和元年創業の老舗花火会社「井上玩具煙火」は、世界初となる「卵の殻」から作られた手持ち花火「たまRe:(たまり)」を6月より本格販売している。
特別な感動と楽しさを味わえる花火を提供
井上玩具煙火は、昭和元年の創業以来、独自の製品開発と国内生産にこだわり、日本の伝統花火を守るとともに、新しい花火づくりに挑戦してきた。国内の売り場に並ぶほとんどが安価な外国産花火となる一方で、1本の花火の価値を重視し、安全性が高く特別な感動と楽しさを味わえる花火を提供している。
同社の花火は、「燃焼時間の長さ」と「色あざやかな火花」が特徴。見た目はもちろん安全面にもこだわり、「煙の少ない花火」として小さな子どもから年配の人まで安心して楽しむことができる。
2020年に駿河伝統手持ち花火「義助」、2021年には花のように飾って楽しめる花火「結華」を自社ブランド商品として開発。今回第3弾として、サステナビリティとエンターテインメント性を両立させた「たまRe:」を発売した。
食品廃棄物の「卵殻」を再利用した花火
井上玩具煙火には、「日本の花火文化継承への貢献と、業界への新たな刺激創出を目指す」という言葉が軸にあり、花火文化を継承していくには、花火が地球環境にも寄り添えるものになることが大切だと考えている。
花火は、製造する際の電力使用量が少なく、さらに廃材となった木材を活用するなど、比較的環境への負荷が小さい。一方、手持ち花火は使用後に「ゴミが出る」というマイナスイメージが先行する傾向にある。これを払拭すると共に、よりエコな手持ち花火を開発したいという思いから注目したのが、食品廃棄物である「卵殻」の再利用だ。
地元の寿司店やスーパーから提供してもらう未利用資源である卵殻に、化学実験のような探求心と、本来ゴミとなるものが輝きを放つというロマンを感じながら試行錯誤を何度も重ね、「たまRe:」が誕生した。
手持ち花火は「観る」だけではなく「参加して楽しむ」ツールとして、大切な人との絆をより深める大きな存在。これまであまり手持ち花火に馴染みのなかった人にも、この新たな視点から生まれた花火を通して興味を持ってもらえたらという思いが込められている。
サステナブルな社会への願いを込めた新商品
「たまRe:」は、花火の素材に食品廃棄物である「卵の殻」を再活用することに挑戦しており、商品名に使用した「Re:」には、再生・循環のイメージを重ね、サステナブルな社会への願いを込めたという。同社は、「たまRe:」をきっかけに、次世代の花火の新たな可能性を切り開いていく。
そして、今後もサステナブル花火の開発に積極的に取り組み、日本の花火文化の継承と発展に貢献し、美しい光を灯し続けることを目指す。
「たまRe:」ラインナップ
「たまRe:」3,000円(税別)は、「卵型花火」1本、「棒状花火(オレンジ)」2本、「棒状花火(シルバー)」2本の計5本がセットになっている。
炭酸カルシウムの「卵型花火」は、卵の殻から生まれる情熱的なオレンジ色の光がふんわりと丸みを帯びて、夜空を彩る。燃え終わると、あら不思議。真っ黒たまごに大変身。
卵殻(炭酸カルシウム)×金属(チタン)の「棒状花火(オレンジ)」は、卵の殻とキラキラ光るチタンの粉が出会い、あたたかいオレンジ色と透き通った光が一緒に輝く。パチパチ、優しい音も聞こえてくる。
卵殻(炭酸カルシウム)×金属(アルミニウム)の「棒状花火(シルバー)」は、卵の殻とアルミニウムの粉が一緒になって、小さな光の粒が流れ星のようにきらめいて舞い落ちる。
子どもの自由研究や贈り物におすすめ
「たまRe:」は、単なる花火の枠を超えた、様々なシーンを彩る特別な贈り物。花火の仕組みや文化を学ぶことができるので、夏休みの自由研究や学校の探究学習としても最適だ。子どもたちの知的好奇心を刺激し、深い学びへと導く。
また、卵をモチーフにしているため、出産祝いや内祝い、結婚式の引き出物など、人生の節目を祝う場面にもぴったり。日本の伝統美と革新技術が融合した「たまRe:」で、大切な人との絆を深め、心温まる瞬間を分かち合おう。
同商品は、井上玩具煙火公式オンラインショップにて購入できる。受注生産のため、発送までに1週間程度かかる。このほか、各種催事でも販売する予定となっている。
サステナビリティとエンターテインメント性を両立させた「たまRe:」を手に入れて、手持ち花火を楽しんでみては。
井上玩具煙火HP:https://inoue-fireworks.com
井上玩具煙火オンラインショップ:https://inouehanabi.thebase.in
たまRe:ブランドサイト:https://inoue-fireworks.com/tamare
※「たまRe:」特許申請中/商標登録申請中
(山本えり)
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