創業350年を迎えた玉乃光酒造は、伝統ある日本酒造りと現代アートの融合を目指す「350×(カケル)プロジェクト」のシリーズ2を、3月15日(土)より数量限定で販売している。
350オンラインショップで購入でき、価格は5,500円(税込)。販売は、各種限定300本だ。
シリーズごとにテーマを設け、年に2回リリース
「350×(カケル)プロジェクト」は2024年に始動。酒造りのクリエイターである玉乃光酒造が、国内外の多様なアーティストと協働し、日本酒を通じて新たな価値や出会いを創出することを目指している。
このプロジェクトではシリーズごとにテーマを設けたお酒を、年に2回リリース。テーマに合わせて味わいやラベルデザインが変化することで、毎回異なる「一期一会」の出会いを楽しめるのが「350×」の特長だ。
シリーズ2のテーマは「仲間」。製造メンバー全員が主体的に関わりながら酒造りを進め、いつもよりアルコール度数を低めに設定しつつ、香り豊かで旨味もしっかり感じられるお酒を目指して完成した一本となっている。
原料は全量手洗いで丁寧に洗米し、香りが引き立つ麹を使用。また、低アルコールを実現するために、毎日細やかに仕込み水の調整を行っている。上槽直後の生酒は、酢酸イソアミル(バナナ香)の吟醸香がふんわりと広がり、アルコール度数が低いながらも、きれいでサラサラと飲みやすい味わいに仕上がっている。
第2弾は国内外から6名のアーティストが参加
第2弾でも、国内外の6名のアーティストがプロジェクトに参加。それぞれの視点と感性で、白い瓶というキャンバスに唯一無二のデザインを描き出した。夢や希望、伝統、そして多様な価値観が込められた作品たちは、日本酒を「感じるアート」へと昇華させている。
6名のクリエイターと作品を紹介していこう。
Colorful U-goさんは、「好きなもの」をコンセプトに作品を手がける、日本の若手アーティスト。
作品名は「左目の達磨」。アートとお酒の共通点を探る中で辿り着いたのは、「終わりのないこだわり」というテーマだったという。右目だけを描いた達磨は、夢を追い続ける過程の象徴。夢を叶えた両目の達磨よりも、未完成の美しさを大切にしたいという思いを込めているという。
ぎるぐるは、物語性と即興性を融合した「ドラマツルギー・リアルタイム・タクティカル・アドベンチャー」という独自の手法で、舞台・映像・アートを越境するクリエイティブ集団だ。
対極の存在が混ざり合うことをテーマとした作品「ぎるぐる」。今回の作品では、その世界観を背景に据え、主人公である三津真央を今回のコラボのためにキャラクターデザイン担当者が描き下ろしたものとなる。細かな意匠に様々な意味があるため、是非ゲームと共に楽しんでみて。
PORAさんは、韓国出身のイラストレーター。
すべては「水」から始まる。玉乃光が生まれる水、韓国と日本をつなぐ海。その海の上を飛ぶツバメは、韓国で幸運と良い知らせを運ぶ象徴。今回の作品について、光る海と仲良く挨拶する2羽のツバメと共に、玉乃光を楽しんでもらえるとうれしいとしている。
SAICCHEEEさんは、沖縄出身のアーティスト。
群衆の中で、惰性のまま思考せずに生きる現代社会。そこには、思考を止めたユートピアのようでありながら、本質的にはデストピアとも言える一面がある。今回の作品では、そんな世の中において、「気づき」によって生まれる苦しさと、それにともなう喜び。その感情の広がりが、日本酒と調和しながら、より豊かにつながっていくことをイメージしているという。
Setaさんは、多彩なジャンルを横断しながら自由な発想で表現を追求する日本のクリエイター。
田んぼの風景は、同氏の地元の原風景でもあり、春夏秋と表情を変える稲穂は、いつも風に吹かれて穂先を踊らせていたという。今回の作品では、そんな心地よい「風」を描きたいと思い、幸運の象徴・鯨と、自由や希望の象徴・カモメを風の中に描いたそう。円形のキャンバスには、命が巡るような願いも込めているということだ。
anothermountainman(Stanley Wong)さんは、香港を拠点に活動するビジュアル・コミュニケーター。
作品コンセプトは、「heaven in earth」。彼は蜃気楼を見て、彼女はオアシスを見る。私には、この世がまるで天国のように映る。人生のすべては、視点や幻想に過ぎず、絶対的な真実など存在しない。それは、見る者によって、穏やかにも孤独にも、静かにも悲しくもなり得るとしている。
この機会に、「350×(カケル)プロジェクト」のシリーズ2の商品についてチェックしてみては。
玉乃光酒造 公式HP:https://tamanohikari.co.jp
(ソルトピーチ)
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