オリーブと柑橘の農園である井上誠耕園は、南オーストラリアの提携農家と共に、オリーブとレモンを生搾りして作った「新鮮檸檬オリーブオイル」を新発売した。
価格は117g/2,040円(税込)、117g(箱なし)/1,980円(税込)、273g/3,966円(税込)。賞味期限は製造日より1年で、井上誠耕園直営ショップ、または通信販売にて発売中。
オリーブの植栽で70年を迎える井上誠耕園
瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島は、古くから海上の要所として栄え、近年はオリーブの島として多くの観光客が訪れる。井上誠耕園はここ小豆島で昭和15年から四代に渡って農業を営んでいる。
初代園主・井上太子治(たすじ)さんの時代から柑橘とオリーブを育て、2016年にはオリーブ植栽70年を迎えた。現在は三代目園主井上智博さんのもと、約160名のスタッフが柑橘とオリーブの栽培から加工・販売までを一貫体制で行っている。
搾りたてオイルの新鮮便がオーストラリアから日本へ
秋・冬にオリーブが旬を迎える日本では、夏に新鮮なオリーブオイルを食べられる機会がほとんどない。しかし、オリーブ果実を生搾りして作る、搾りたてのオリーブオイルの美味しさは格別だ。
そこで、ここ日本・小豆島で80年以上に渡ってオリーブを育ててきた当園だからこそ知る搾りたての美味しさを、日本の夏にも届けたいという思いで、同園は日本と季節が真逆の南半球・オーストラリアに渡った。
そして、そこでもぎたてのレモンとオリーブを一緒に搾るフレーバーオリーブオイル「新鮮檸檬オリーブオイル」を12年に渡って作っている。
今年も現地に渡り、提携オリーブ農家のエドさんと話し合いを重ね、今年だけの味わいが完成した。搾りたてオイルは新鮮第一便として空輸便で運び、6月21日(土)より今季新発売中だ。
香りを閉じ込める製法により新鮮さを体感
農業大国オーストラリアの中でも、マレー川沿いに広がる肥沃な農業地帯「リバーランド」にある柑橘提携農家・マイケルさんが育てるレモンは香りの強さが違う。
このもぎたての一番新鮮な香りを日本で楽しもうと思っても、輸入される時間を考えると生の果実ではかなり難しくなることは間違いない。
しかし、「新鮮檸檬オリーブオイル」は採れたての香り高い果実を現地でオリーブと一緒に生搾りし、オリーブオイルに香りを閉じ込めて作っていることで、日本でいながらひとたび瓶を開けるとフレッシュなレモンの香りが楽しめる。
日本にあるフレーバーオリーブオイルは、香りを後から添加して作られたものが多い。一方、素材同士を一緒に搾るこの「アグロマット製法」で同園が作る新鮮檸檬オリーブオイルは、香りと味わいのバランスに優れている。
生の果実を搾ることで、大地で育まれた自然のままの香りが際立ち、根底にはしっかりとオリーブオイルの風味や美味しさがあるのだ。さらに搾りたては空輸便で運ぶからこそ、圧倒的な新鮮さとなっている。
干ばつに悩まされるも果実はここ数年で最高の出来栄え
オーストラリアは今年干ばつに悩まされ、昨年12月以降まとまった雨が降っていない状況だった。
しかし、レモン農家・マイケルさんの畑では近くに大きな川が流れる恵まれた地形を生かし、地上に這わせた灌水設備のおかげで、果樹は枯れることなく生き生きと育っている。
果実は適度に水分が抜けたことで実が引き締まり、果皮から放たれる香りは一層強く、シャキッとみずみずしい香りに育った。
レモンと一緒に搾るオリーブは「フラントイオ」という品種で、レモンと息を合わせたかのように一緒に収穫を迎える。辛みや香りのバランスがよく、レモンの香りをうまく取り込んでくれる品種でもある。
エドさんと、レモンとオリーブの配合比や撹拌時間の話し合いを重ね、今年の一番搾りのオイルができあがった。
搾油口から出てきたオイルをひとくち試飲し、栽培責任者の井上さんは感動した表情で「うまい!」とひとこと。レモンの香りが強く、目が覚めるような美味しさは搾りたてならではだ。
パスタやトーストにかけるだけでも美味しい
素材そのまま、シンプルな食材こそ、檸檬オリーブオイルのフレッシュな香りと味わいを堪能できる。
パスタや白身魚のカルパッチョにかけて、生のレモンの香りと新鮮さを味わうのがおすすめだ。
他にもシンプルなトーストやバニラアイスクリームにかけても美味しい。
レモンとオリーブの両方を楽しめる「新鮮檸檬オリーブオイル」を味わってみては。
新鮮檸檬オリーブオイル 詳細:https://www.inoueseikoen.co.jp/shop/pg/1lemon-2025
(佐藤 ひより)
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