新潟県長岡市在住の絵本作家・松岡達英の企画展「松岡達英 展-感動の星『地球』に生きていて幸せです-」が、6月28日(土)~8月3日(日)まで、弥彦の丘美術館で開催される。
世界各地を探検し、多彩な動植物を描いてきた松岡達英の原画やオブジェが並び、子どもから大人まで楽しめる展覧会となっている。
弥彦の丘美術館がある弥彦村は、越後一宮・弥彦神社の門前町として知られ、四季折々の自然と歴史ある温泉街が魅力の地域だ。美術館は弥彦神社から徒歩10分ほどの場所に位置し、自然光が差し込む開放的な空間で芸術作品を楽しめるスポットとして親しまれている。
世界を旅した絵本作家のまなざしに触れる
松岡達英は長岡市在住の絵本作家だ。創作絵本『ぴよーん』をはじめ、中南米や東南アジアなど世界各地を取材して描いた科学絵本を数多く発表している。
代表作『熱帯探検図鑑』(偕成社)で絵本にっぽん賞を受賞し、『ジャングル』(岩崎書店)では日本科学読物賞と厚生省児童福祉文化賞を受賞するなど、海外探検旅行の経験をもとにした独自の作品世界が高く評価されてきた。
今回の企画展では、『しりとり』(ポプラ社)、『あまがえるりょこうしゃ』(福音館書店)、『ジャングル』(岩崎書店)など、人気絵本の原画を中心に展示。さらに松岡達英作のオブジェも登場し、「命の輝き」を表現する立体作品として会場を彩る。
原画解説やサイン会、読み聞かせも開催
会期中の特別企画として、7月27日(日)の13時30分から、松岡達英自身による作品解説会が行われる。解説会終了後には、弥彦の丘美術館で購入した絵本へのサイン会も実施予定。
また、8月2日(土)13時30分からは、「やひこえほんの会」による絵本の読み聞かせも予定されており、松岡達英の作品世界をより身近に感じられる催しが予定されている。
松岡達英は「私は11歳の夏、図書館で人生を決める本に出会いました。ウォーレスのマレー探検記で、そこに描かれたエッチングに魅了されたのです。大人になって世界各地を探検し、命の輝きを知ることになりました。美しい動植物に満たされた感動の星「地球」を絵本にして子どもたちに届けていきたいと思います」と語っている。
同じように、絵本の原画を通して、子ども時代の好奇心を思い出す大人も多いはずだ。
松岡達英が見つめてきた命の輝きと、絵本に込められた自然へのまなざしを感じられる今回の展示。自然豊かな弥彦村で、松岡達英の世界と向き合うひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
■「新潟の絵本作家 松岡達英 展-感動の星「地球」に生きていて幸せです-」開催概要
場所:弥彦の丘美術館
住所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2502-1
営業時間:9:00~16:30 ※会期中無休
入場料:大人(高校生以上)300円 小学生150円
公式サイト:https://www.vill.yahiko.niigata.jp/art-museum
Instagram:https://www.instagram.com/yahill_art

ito mami
新潟在住。編集・執筆業のかたわら、古い建築や路地裏の景色を巡るのが最近の趣味。Uターンで地元に戻り、ローカル文化の魅力に惹かれるようになった。
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