※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
JTBCドラマ「グッドボーイ」第12話(視聴率5.5%)では、強力特殊チームが歴史上類例のない規模の違法資金を見つけ出すことに成功してジュヨン(オ・ジョンセ)の悪魔の狂気に触れてしまう様子が描かれた。
過去に関税庁の公務員になったジュヨンは密輸業者のボンチャン(ソン・ヨンチャン)が組織員の証として渡した金の時計が偽物だと分かって“狂気ボタン”が押され、「今すぐ本物が欲しい」とボンチャンの頭をレンガで叩いて殺害した。ものすごい現金コンテナを失ってもドンジュ(パク・ボゴム)に電話をかけ、「初めてあの頃に戻ったようで気分がいい。君をあまりにも甘く見ていたな。さらにコーナーに追い込んでやる」と言ったジュヨンの顔には、ボンチャンを殺して欲望を実現したその時のように狂気のこもった喜悦が漂っていた。
その後、ジュヨンがインソン市にばらまいた新種の違法薬物“キャンディ”を食べて16歳の学生が死亡する事件が起きた。現場に出動したドンジュは“投げ”をした目撃者を求めて聞き込み捜査を行っていたところ、よりによってパートナーのジェホン(テ・ウォンソク)がしばらく仕事をしに行った間、ジョング(チョン・マンシク)一味の奇襲に無惨にやられた。過去、ドンジュのボクシングコーチだったジョングは、彼がパンチドランクを患っていることを知り、これを利用して情け容赦なくパンチを浴びせた。結局、ドンジュは満身創痍になったまま気を失った。
このすべてはドンジュを罠に陥れようとするジュヨンの策略だった。体育協会の役員であるジョングによって承認されたアスリート貸出が断られたというメールを受け取ったジェホンが席を外し、その間にジョングが1人でいるドンジュを暴行したのだ。ジュヨンは凄惨な姿で連れてこられたドンジュに致死量の薬物を強制注入しながら「これまで楽しかった。気持ちよく死ぬ」と不気味なくさびを打ち込んだ。
薬物と殴打で限界に達したドンジュは幻覚と昏絶を繰り返して死の直前まで極限の限界に追い込まれたが、最後まで持ちこたえた。子どもと女にはキャンディを販売しないという契約条件を破ったジュヨンに恨みを抱き始めた“魔鬼”(イ・ホジョン)が「10分だけ耐えろ」と密かに握らせた解毒剤があったのだ。劇的に正気を取り戻したドンジュは、もがいた末に監禁されたコンテナの脱出に成功した。
しかし、市民が大勢いる街のど真ん中でドンジュが血まみれで凶器を持った姿が生中継され、あっという間に薬物使用状態が疑われる凶器乱闘の容疑者となり、全国手配令が下された。その上、ジュヨンはドンジュに巨額の懸賞金をかけ、警察庁のチョ庁長(キム・ウンス)には襟章時計をつけながら「何もするな」と指示した。ドンジュを狩るためにインソン市の暴力団から町内のヤクザまで狂ったように捜し回ったのに、警察が乗り出さなかった理由はそこにあった。
ドンジュは辛うじてジョンヒョン(イ・サンイ)のオフィステルの駐車場に身を隠した。 CCTVでドンジュの動線を把握し、自分の家にいると予測したブレーンのジョンヒョンが幸いにもドンジュを発見した。ドンジュの状態は悪化したが、ジュヨンたちと警察が同時にドンジュを追っている状況で病院に行くことは不可能だった。ジョンヒョンは、兄で検事のソクヒョン(キム・ソギョン)と取り引きした。家族の会社の持分をすべて譲り、財産を放棄した代わりに、臨時の隠れ家と治療を用意したのだ。そのように集まった強力特殊チームは、満身創痍になったドンジュを見て、無残な気持ちと怒りを同時に感じた。
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